1977年


タイムボカンシリーズ ヤッターマン

OP「ヤッターマンの歌」(若林一郎作詞、山本正之作曲) 歌:山本正之、少年少女合唱団みずうみ
ED「天才ドロンボー」(山本正之作詞、山本正之作曲) 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
  「タイムボカン」に続き、山本正之氏が作曲と歌を担当しています。正義のヒーローを歌っている歌詞のはずなのに、ギャグっぽく聴こえてしまうのは、やはり山本氏の独特の声によるものでしょう。「アチョ〜♪」のフレーズは、当時ブレイクしてたカンフー映画の影響と思われますが、いかにも時代を感じさせてファンには懐かしいですね。EDはシリーズ恒例となっていく、悪玉3人組ソングです。歌詞にストーリーのポイントがしっかり書いてあってなおかつ声優さんが自ら歌を担当しているので、番組の雰囲気をしっかり掴む事ができます。


あらいぐまラスカル
OP「ロックリバーへ」(岸田衿子作詞、渡辺岳夫作曲) 歌:大杉久美子、セントメリー・チルドレン・コーラス、コロムビアゆりかご会
ED「おいでラスカル」(岸田衿子作詞、渡辺岳夫作曲) 歌:大杉久美子
 今でも某コンビニのキャンペーングッズとして人気も高い作品の主題歌です。OPは、出だしの英語が当時よく分からず適当に歌ってた恥ずかしい記憶があります(当時は今みたいに英語のフレーズが日常化してなかったし)。映像はひたすらラスカルの愛らしい姿を描いていて、物語のシビアさを感じさせないさわやかな雰囲気。名作ものの主題歌が定番となっている大杉久美子氏の歌声も、主人公スターリングの心情を丁寧に表現しています。
 EDはラスカルとの思い出を綴った歌詞が、ちょっと悲しげな曲です。特に最終回近くになるとしみてくるんですよね。


惑星ロボ ダンガードA
OP「すきだッダンガードA」(伊藤俊也作詞、菊池俊輔作曲) 歌:ささきいさお、ヤング・フレッシュ
ED「その名もタクマ宇宙パイロット」(伊藤俊也作詞、菊池俊輔作曲) 歌:ささきいさお
 松本零士原作が当時話題だったロボットアニメの主題歌です。OPはささきいさお氏と子供たちの歌声が妙にさわやかな曲となっています。「宇宙はでっかい でっかいはパパの声 ぼくの夢♪」というフレーズなどはいかにもお子様向けといったつくりで、歌うのがちょっと恥ずかしいかも。ストーリーが、シリアスなうえ、美形キャラクターで当時の年長ファンをひきつけたとは全く想像出来ないギャップが今聞くと笑えます。EDも、実に分かりやすいそのままのタイトルだし、内容の説明もしてくれていかにもアニソンという感じ。これ、現在だったらまずありえない曲でしょう(最低でも聖闘士星矢風、間違うと?女性アーティストのラブソングだよ)。


超合体魔術ロボ ギンガイザー
OP「超常スマッシュ!ギンガイザー」(保富庚午作詞、横山菁児作曲) 歌:ささきいさお、東京荒川少年少女児童合唱隊
ED「さがしにいかないか」(保富庚午作詞、横山菁児作曲) 歌:ささきいさお
  必殺技がそのままOPテーマのタイトルになっている珍しい作品です。「たたかいはこれできまりさ〜♪ 超常スマッシュギンガイザー♪」のサビフレーズが、とにかく印象的なOPは、ひたすら明るく元気なパワーあふれる歌になっています。ささきいさお氏の声が曲を軽くなり過ぎないようにひきしめているのはスゴいの一言。EDの「さがしにいかないか」は、作品のストーリーをさりげなく説明しつつ、フォーク調というか、のどかでゆったりとした雰囲気をかもし出す、不思議な歌です。作品の出来そのものより主題歌に魅力を感じるという、濫作時代だからこその曲といえましょう。


超電磁マシーン ボルテスV
OP「ボルテスVの歌」(八手三郎作詞、小林亜星作曲) 歌:堀江美都子、こおろぎ’73コロムビアゆりかご会
ED「父をもとめて」(あおいあきら作詞、小林亜星作曲) 歌:水木一郎
 巨大ロボットアニメの主題歌をソロで女性歌手が担当した、アニソンにとって記念碑的な作品です。歌うのは、堀江美都子氏。昨今女性歌手がロボットものやSFアクションものの主題歌を歌う事は全く普通ですが、当時は、画期的な試みとファンの間では話題になっていました(というか、不安の声も一部ありました)。そのプレッシャーに負けず、堀江氏の歌は勇気を持って運命に立ち向かう若者たちの姿をかっこよく表現した、ロボットものらしいOPになりました。一方EDはしっとりと主人公剛兄弟の父への思慕を歌っています。作詞者のあおいあきらは、この作品の総監督、故・長浜忠夫氏のペンネーム。作品の実質的な原作者ともいえる氏の作詞は、番組のテーマをシンプルな歌詞の中で丁寧に表現しています。この作品以降、サンライズ作品を中心として、総監督による主題歌の歌詞づくりが目立つようになってくるのですね。


一発貫太くん
OP「やるぞ一発!野球道」(伊藤アキラ作詞、市川昭介作曲) 歌:千葉由美、ヤング・フレッシュ、こおろぎ’73
ED「ホーマーズの歌」(伊藤アキラ作詞、市川昭介作曲) 歌:ヤング・フレッシュ、こおろぎ’73
 野球は題材になっているものの、下町ファミリーの今では考えられないようなのどかな生活ぶりがほほえましいアニメの主題歌です。作曲をどちらかといえば演歌を多く手がける市川昭介が担当しているとあって、シンプルでいかにも日本歌謡曲って感じがします。OPは、「いいとこ見せたいそのわりに 悪いとこだけよく目立つ♪」が自分的には、さりげに人生を感じさせてくれてツボです。EDも、「窓を開ければすぐ隣 われら下町狭い町♪」のフレーズなんてホント泣けてきそう。


アローエンブレム グランプリの鷹
OP「グランプリの鷹」(保富庚午作詞、宮川泰作曲) 歌:水木一郎、フィーリング・フリー
ED「レーサーブルース」(保富庚午作詞、宮川泰作曲) 歌:水木一郎
 OPもEDも男くささ爆発の主題歌です。とかいいつつ、OPの「的をねらえば はずさない♪」を「的をはずせば ねらえない」としょうもない替え歌作って勝手にウケてたんですけど…(汗)。カーレースに全てをかける主人公轟鷹也の心情を、シンプルに分かりやすく説明してくれる歌詞は、アニソンらしくってイイですよ、やっぱ。一方EDは、ちょっと大人っぽく、パヤッパー(こうとしか聴こえない/汗)と女声のスキャットが、男の哀愁を感じさせてくれます。映像も明日に向かって歩き続ける後姿の鷹也、と歌にぴったりでした。水木氏のこれぞ男だ!っていう渋いコブシもたまりません。


風船少女テンプルちゃん
OP「ぼくらは旅の音楽隊」(丘灯至夫作詞、越部信義作曲) 歌:大杉久美子、ヤング・フレッシュ
 「ねずみのチュッピー ポピポピ♪」から始まる、音楽隊のメンバー達のパート紹介部分がとても可愛い歌です。アレンジもひたすら可愛く作ってあって、主人公の少女テンプルちゃんの愛らしいイメージを強調しています。合間にはさまれるフランス語(?)の声は、異国情緒たっぷり ((はっきり言って歌えませんけど/汗)。世界を旅する本編の雰囲気をさりげなく表現してて良い感じです。


新巨人の星
OP「ゆけゆけ飛雄馬」(梶原一騎作詞、渡辺岳夫作曲) 歌:ささきいさお、こおろぎ‘73
ED「よみがえれ飛雄馬」(梶原一騎作詞、渡辺岳夫作曲) 歌:ささきいさお、こおろぎ‘73
 「巨人の星」の続編とあって、OPは、前作の曲を80年代風に軽快な感じにアレンジを直してあります。これも時代の流れでしょう。EDは、この作品独自のもの。主人公星飛雄馬の復活を哀愁たっぷり、思い入れいっぱいに歌い上げています。アニメ歌手として脂の乗り切っている、ささきいさお氏の渋い歌声を聴くと、この作品がスポ根である事を忘れてしまう事請け合いです。


家なき子
OP「さあ歩きはじめよう」(東京ムービー企画部作詞、渡辺岳夫作曲) 歌:沢田亜矢子、シンガーズ・スリー
ED「はらぺこマーチ」(東京ムービー企画部作詞、渡辺岳夫作曲) 歌:沢田亜矢子、少年少女合唱団みずうみ
 メガネの要らない立体アニメとして、評判になった名作アニメの主題歌です。さすがに名作物とあって、OPは、本編のストーリーを紹介しつつ、主人公レミの目線で、これから始まる苦難の道のりを表現しています。サビの「さようなら いつだって 生きることは闘いさ♪」にかぶる、ビタリス親方の倒れてる映像は涙もの。EDは打って変わって、レミ一座の旅の様子を「ズンズンズンズン歩け♪」のフレーズで楽しくコミカルな曲です。「歩きすぎて足が棒だよ♪」からの連想遊びが面白くて、当時自分的に結構ウケてました。
 歌を担当したのが、一時何かとお騒がせになった、女優の沢田亜矢子氏。この歌を聴いてから、普通にドラマに出てきた時は、アニメマニアとして、ちょっとビックリしましたね。


ルパン三世
OP「ルパン三世のテーマ 」 (千家和也作詞 、大野雄二作曲 ) 歌:ピート・マック・ジュニア
ED「ルパン三世愛のテーマ」(作詞、大野雄二作曲) 歌:水木一郎
ED2「LOVE SQUALL 」(牧小奈帆作詞 、大野雄二作曲) 歌:SANDLA HOHN
ED3「LOVE IS EVERYTHING 」 (奈良橋陽子、杉山政美作詞、 大野雄二作曲) 歌:木村昇
 OPは現在でも、甲子園の応援マーチに使用されているくらい、ルパン三世といえばこの曲をイメージする人も多いと思います。放映当初は、インストゥルメンタル、途中で水木氏の歌に変わった後、第2弾第3弾と、EDに合わせてアレンジを変更したインストに再び戻りました。大野雄二氏の都会的でおしゃれなアレンジは当時では珍しく、ルパンの大人っぽい雰囲気にぴったりでしたね(とはいえ内容はファーストルパンに比べるとちょっと子ども向け)。放映途中で何度かOP&EDが変更になるのも「ドカベン」同様、長寿番組の証明だったといえましょう。


超スーパーカー ガッタイガー
OP「ガッタイガーの歌」(馬場満作詞、小林亜星作曲) 歌:上条恒彦
ED「愛は傷あと」(馬場満作詞、小林亜星作曲) 歌:上条恒彦
 作品自体より(何しろスーパーカーブームに便乗して作られたアニメの一つですから)、歌を担当したのが、大物歌手の上条恒彦氏(「旅立ちの歌」はすでに懐メロか/汗)という事に驚いてしまいます。これがかなりカッコいい!サビの「見てろ決め手だ ガッタイガー♪」の歌声の響きがホントに気持ちよいです。EDがまた渋くて、「愛は深い傷あと〜♪」からの盛り上がりがサイコー。メジャーな人が歌っていても、歌詞はきちんと本編の設定やメカのアピールをしてあって、正統派アニソンになっています。


恐竜大戦争 アイゼンボーグ
OP「戦え!アイゼンボーグ」(高木あきら作詞、津島利章作曲) 歌:サニー・シンガーズ
 「山は火を吹き 大地が割れて〜♪」から重厚に始まるところはいかにも怪獣映画らしい雰囲気を漂わせています。でも、その後の恐竜の名前シャウトで、ズッコケるんですけどね(フルコーラス聴いたら恐竜物知りになれそう)。サビはひたすら主役ヒーロー、アイゼンボーグの名前連呼で、これはもう忘れないぞって感じ。歌手もコーラスグループだし、バリバリ70年代特撮ヒーローらしい主題歌と言えます。


無敵超人ザンボット3
OP「行けザンボット3」(日本サンライズ企画室作詞、渡辺岳夫作曲) 歌:堀 光一路、ブレッスン・フォー、ザ・チャープス
ED「宇宙の星よ永遠に」(日本サンライズ企画室作詞、渡辺岳夫作曲) 歌:堀 光一路、ブレッスン・フォー、ザ・チャープス
 「機動戦士ガンダム」で一躍有名になった富野由悠季(当時、喜幸)氏の監督作品です。とはいっても、80年代の作品群と違い、OPは正統派のロボットアニメ主題歌です。ただ、作曲を担当したのが、メカものは初めてという渡辺岳夫氏という事もあって、例えば「マジンガーZ」のようなスピード感よりは、重厚感でザンボット3の迫力を出しています。出だしの「ザザンザ〜ザザン♪」が続くフレーズは、ザンボットという面白いネーミングを覚えるには十分。これはなかなか今では聴けないですね。EDはしみじみと聴かせるバラード。母星を離れて地球に生きる異星人の末裔の心情をじっくり歌っていて、歌詞をよく読むと主人公一族の悲しみと希望が伝わってきます。堀 光一路氏のちょっとハスキーな歌声も、当時はなかなか個性的でした。


若草のシャルロット
OP「若草のシャルロット」(冬杜花代子作詞、鈴木宏昌作曲) 歌:かおりくみこ
ED「メイフラワー」(冬杜花代子作詞、鈴木宏昌作曲) 歌:かおりくみこ、フィーリング・フリー
 小野木久美子として「樫の木モック」の主題歌を担当されてから、名前を変えて「かおりくみこ」として初めてアニメのOP&EDを担当した作品です。これ以降、氏は数々のアニメ主題歌(OPないしED)を歌う事になります。
 少女が主人公のアニメらしく、可憐で優しい雰囲気が感じられ、聴いていてもホッと安心する曲です。特にEDの「メイフラワー」は、「五月がステキなのは さんざしが咲くから♪」からのフレーズで、サンザシという花のイメージを勝手にこしらえた覚えがあります(汗)。

女王陛下のプティアンジェ
OP「アンジェにおまかせ」(千家和也作詞、小林亜星作曲) 歌:広美和子
ED「マイ・ネーム・イズ・プティ・アンジェ」(千家和也作詞、小林亜星作曲) 歌:広美和子
 OPは、少女アニメらしく、主人公アンジェの可憐さを強調した歌になっています。が、いかんせん歌手の声が暗い!かわいく歌おうという努力は感じられるけど、聴いてると気持ちがどんどん沈んでいくのが悲しい…(涙)
 歌手の方には申し訳ないけど、こういうかわいい女の子(アニメ本編のアンジェはルックスイマイチなんだけどね/汗)の歌って、やっぱ堀江美都子氏とか前川陽子氏に歌ってもらったほうがピッタリきますね。歌自体は好きな部類に入るので、とても残念です。


TOPへ
  戻る