1972年

樫の木モック(72年)
OP「樫の木モック」(丘灯至夫作詞、越部信義作曲) 歌:小野木久美子、コロムビアゆりかご会
 軽快なメロディーにのって、主人公モック(木の人形→ピノキオがモデル)と遊ぼうよ〜と視聴者の子ども達に語りかける内容の歌になっています。サビの「ピコピコピンピンピン ピコピコピン♪」がなんとも可愛い感じで良いです。歌を担当されている小野木久美子氏は、後に『かおりくみこ』と改名し、数多くのアニメ主題歌を歌っています(「若草のシャルロット」「闘将ダイモス」等)。現在はこちらの名前が有名ですね。

正義を愛する者 月光仮面(72年)
OP「月光仮面は誰でしょう」(川内康範作詞、小川寛興作曲) 歌:ボニー・ジャックス
ED「月光仮面のうた」(川内康範作詞、三沢郷作曲) 歌:ボニー・ジャックス
 OPは、昭和30年代初期(管理人が生まれる前)に放映された実写版の歌詞を元にして70年代風歌謡曲調にメロディーをアレンジしたものとなっています。男性コーラスが渋くって、ヒーローの哀愁を感じさせますね。当時は、実写版の歌もなぜか知っていたことからTVから流れるOPに合わせて古いメロディーを重ねて歌ったりという変な楽しみ方をしてました(でも結構ハマる)。そしてEDですが、OPよりさらに悲しげな曲となっていて、人知れず一人悪と戦う月光仮面の孤独が感じられます。

海のトリトン(72年)
OP「海のトリトン」(林春生作詞、鈴木宏昌作曲) 歌:ヒデ・夕樹、杉並児童合唱団
ED「海のトリトン」(伊勢正三作詞、南こうせつ作曲) 歌:須藤リカ、南こうせつとかぐや姫
 アニソンベスト10をやれば、必ず入っていそうなくらいの今でも古くない名曲でしょう。「す〜いぃへ〜いぃせ〜んの おわりにはぁぁぁ〜♪」とヒデ・夕樹氏の歌い方を真似して歌うとさらに気持ちが盛り上がる事請け合いです。自分の出自を知るために広い海を旅する主人公の少年トリトンの、苦難に遭いながらも希望を見出そうとする前向きさが、マイナー調のメロディーにのって展開していくところがもうアニメ主題歌の王道を行ってます。でも歌としても実にカッコ良く仕上がっていて、サビの「ゴーゴー! トリト〜ン♪」で最高潮に達してて歌いながらジ〜ンときちゃったりして。歌手のヒデ・夕樹氏は、同年代に「人造人間キカイダ―」「鉄人タイガーセブン」「怪傑ライオン丸」等の特撮番組主題歌を数多く担当されているという事で(この時は『秀 夕木』という名前で)、特撮ファンにはお馴染みですね。EDは実写フィルムでかぐや姫が出演していました。「エレキギターは シビレエイ ドンドコくじらの ドラムカン♪」のフレーズがほのぼのとしている優しい歌です。実はこの歌が初期はOPだったそうですが、私は全然覚えていませんでした…(汗)。

魔法使いチャッピー(72年)
OP「魔法使いチャッピー」(小薗江圭子作詞、筒井広志作曲) 歌:シンガーズ・スリー
 東映魔女っ子路線の中では一番地味な(なつかしアニメ特番では絶対出ない)作品の主題歌です。そのせいか歌自体も非常にあっさりとした印象を受けます。ちょっとスローテンポにして癒し系(?)を目指したのがかえって災いしたかも。可愛い事は可愛い歌詞なんですよ。「チャッピー おちゃめでチャーミング♪」がこの歌のコンセプトだったと解釈は出来るのですが。やはりOPは元気良くアップテンポの方が子どもたちも好感持つと思いますね。現在ならきっとすぐに主題歌チェンジの憂き目に遭っていそうな感じが…(それくらい今はアニソンも厳しいんだなあ)。

赤胴鈴之助(72年)
OP「がんばれ!赤胴鈴之助」(藤島信人作詞、金子三雄作曲) 歌:東京城北少年少女合唱団
 月光仮面と同様、ラジオドラマ&TV実写版からリメイクされた作品の主題歌です。こちらは月光仮面とは違い、メロディーも原曲をそのままにアレンジのみ軽快なポップ調に変えられたものになっています。明るいマーチというのが痛快時代劇らしくっていいですね。OPフィルムの動きの良さは今でも印象に残っています。

デビルマン(72年)
OP「デビルマンのうた」(阿久悠作詞、三沢郷作曲) 歌:十田敬三、ボーカル・ショップ
ED「今日もどこかでデビルマン」(阿久悠作詞、都倉俊一作曲) 歌:十田敬三、ボーカル・ショップ
 なつかしアニメ特番には欠かせない作品ですね。あのOPフィルム、主人公不動明が振り向くとデビルマンになってるシーンは、必ずといっていい程流れてます。歌詞は実に分かりやすく、デビルマンの紹介から始まって必殺技の連呼、ヒーローとしてのデビルマンを称えるサビとアニメ主題歌の定番を地でいっていてすぐ印象に残ります。EDは孤独なヒーローとしてのデビルマンの姿を哀愁たっぷりに歌っています(EDフィルムはビルの鉄骨に一人たたずむデビルマン)。OPもそうですが、メロディーが当時の歌謡曲の流れをそのまま汲んでいて今聴くと本当に懐かしいな〜という感じがします。

科学忍者隊ガッチャマン(72年)
OP「ガッチャマンの歌」(竜の子プロダクション文芸部作詞、小林亜星作曲) 歌:子門真人、コロムビアゆりかご会
ED「倒せ!ギャラクター」(竜の子プロダクション文芸部作詞、小林亜星作曲) 歌:コロムビアゆりかご会
 OPは「誰だ誰だ誰だ〜♪」で始まるこれまた超有名なアニメ主題歌。話数によってOPとEDが入れ替わっていた時期があった事はリアルタイムで見ていた方ならご存知ですよね。後に「およげ!たいやきくん」でブレイクする子門真人氏の独特の歌い方はここでも炸裂してます。これを真似するのが又いい気分なのですよ〜。又「倒せ!ギャラクター」での「シュバ〜シュバシュバシュバ〜♪」のフレーズが妙にコミカルな感じがして結構気に入ってます。

アストロガンガー(72年)
OP「アストロガンガー」(雨宮雄児作詞、小森昭宏作曲) 歌:水木一郎、コロムビアゆりかご会
ED「進め!アストロガンガー」(雨宮雄児作詞、小森昭宏作曲) 歌:コロムビアゆりかご会
 水木一郎氏が始めて担当した巨大ロボットものの主題歌です。現在のハイテンションぶりからは想像できない程おとなしめというか抑え目に歌っているのが時代を感じさせますね。でもお得意の擬音シャウトは「ガガガガガガ〜ンと お〜おきなちから〜(イヤァ〜!!)♪」のフレーズで聴く事ができますよ。これ以降水木氏はアクション系のアニメ作品でどんどん活躍されるようになるのです(もち特撮作品でも)。かわってEDは少年合唱団による健全なマーチ調の歌。これはアニメ60年代を彷彿とさせます。

かいけつタマゴン(72年
OP「かいけつタマゴン」(竜の子プロダクション文芸部作詞、はやしこば作曲) 歌:ムーン・ドロップス
 月〜金の10分間に放映された帯アニメ作品の主題歌。と言う事で、TVでオンエアされていたのはごくごく最初のフレーズでした。通しで聴く機会がなくて残念です。短い歌詞の間にはさまれていたタマゴンの合いの手「ホッケ!」「エホ!」がちょっと可愛かったような…。

おんぶおばけ(72年)
OP「おんぶおばけ」(横山隆一作詞、三保敬太郎作曲) 歌:前川陽子
ED「おんぶはネ」(TCJ動画センター作詞、三保敬太郎) 歌:葉村エツコ
 この歌結構好きなんですよ。前川陽子氏のメリハリのあるステキな歌声で、「おんぶがないたら 子馬がはねる ヒンヒンヒンヒンヒ〜ン♪」と元気良く主人公おんぶのやんちゃぶりを表現しています。そしてこのOPテーマの途中で、おんぶの出生の秘密(大げさ/汗)等の物語の設定がナレーションで流れるんですよね。これがまたいいんだなあ。EDもおんぶの可愛さを表現した、メルヘンチックな歌になってます。こういうタイプのアニソン、現在では多分全く見られませんねえ…(涙)

ど根性ガエル(72年)
OP「ど根性ガエル」(東京ムービー企画部作詞、広瀬健次郎作曲) 歌:石川進、荒川少年少女合唱隊
ED「ど根性でヤンス」(東京ムービー企画部作詞、広瀬健次郎作曲) 歌:石川進
 現在も某胃腸薬(ソ○マック)のCMでお馴染みのギャグアニメの主題歌です。初代「おばけのQ太郎」の主題歌を担当した石川進氏がここでもコミカルな味を出しています。「ピョコン ペタン ピッタンコ♪」のフレーズは氏ならでは。アクシデントでシャツに張り付いてしまったかえるのピョン吉の境遇を見事に表現しています。EDはいかにも下町という感じのフィルム(路地裏でベーゴマ遊びしてたり)が楽しい、庶民的という言葉かピッタリくる歌でしたね。

マジンガーZ(72年)
OP「マジンガーZ」(東文彦作詞、渡辺宙明作曲) 歌:水木一郎
ED「ぼくらのマジンガーZ」(小池一雄作詞、渡辺宙明作曲) 歌:水木一郎、コロムビアゆりかご会
 歌手水木一郎氏の十八番中の十八番、どの番組に出ても(NHKでも/笑)絶対歌われているアニソンです。そして本格的な巨大ロボットアニメの主題歌の第一号でもあります。OPは全ての歌詞がもうカッコ良い!出だしの「空にそびえる しろがねの城 スーパーロボット マジンガーZ♪」などは、まさにマジンガーZの強さの象徴といえるフレーズといえましょう。水木一郎氏の歌い方も、放映当時から後半の技連発フレーズは燃えていましたが、近年一段とその強調振りに磨きがかかっていて、「パイルダーオン♪」が「パイルダァァァァ〜 オォォォォ〜ン!!!♪」にまでグレードアップしてます。たかがアニソンなのかもしれませんが、やはり歌です。時間を経るごとに違った味が出てくるんですね。また、当時はシングルレコードにOP、EDへプラスして挿入歌「Zのテーマ」が収められていてこれがまた渋い名曲との評判しきりでした。作曲を担当された渡辺宙明氏は、特撮アクション番組でも曲を書いていて(「キカイダ―」「イナズマン」「ゴレンジャー」等)、そちらの方でも名曲がたくさんあります。


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