1971年

アンデルセン物語(71年)
OP「アンデルセン物語」(山元護久作詞、宇野誠一郎作曲) 歌:桜井妙子、ヤング・フレッシュ
ED「キャンティーのうた」(山元護久作詞、宇野誠一郎作曲) 歌:増山江威子
 OPは歌詞にアンデルセンの作品を散りばめて、かつちょっと茶化すような組み合わせにしているコミカルな歌です。子ども向け番組らしくない「世の中 ちょっぴ〜り くるってる〜♪」のフレーズが印象的で、今でもこれが一番に浮かんできますね。EDはしっとりとしたキャンティーの歌と、ここにはデータ載せていませんが、明るく楽しいズッコの歌の2曲がありました(キャンティー&ズッコはこの作品のナビゲーター役のオリジナルキャラクター)。両方とも声を担当されている声優さん(ズッコは故山田康雄氏)が歌っています。どう聞いてもおじさん声の山田氏が子どもっぽく歌おうと努力しているのがなんともほほえましいですよ。

さすらいの太陽(71年)
OP「さすらいの太陽」(山上路夫作詞、いずみたく作曲) 歌:スリー・グレイセス、ボーカルショップ
ED「心のうた」(三条たかし作詞、いずみたく作曲) 歌:堀江美都子
 OPはバリバリ当時の歌謡曲(死語)していますね。どんなに辛くてもくじけずに頑張っていこうとするヒロインのぞみの決意が強く現れた歌になっています。現在なら辛かったら我慢せずに辛いって言っていいんだよという優しい励ましソングになっているんだろうなあ…(時代感じます)。EDはこれまた当時流行ってたフォークソングをしっかり意識したもの。作曲者が流行歌を多く手がけておられるいずみたく氏ですから当然の事といえましょう。ミッチこと堀江美都子氏もすっかりアニメソングの定番歌手となってきましたね。

新オバケのQ太郎(71年)
OP「新オバケのQ太郎」(東京ムービー企画部作詞、山本直純作曲) 歌:堀絢子、ニュー・ロイヤル
ED「オバQえかきうた」(東京ムービー企画部作詞、山本直純作曲) 歌:ザ・グリンピース
 リメイク版「オバQ」のテーマソング。OPは、テンポよくQちゃんの特徴、長所短所をくまなく説明しています。前半で特徴(毛が3本)、中盤でいいところ(優しい)、終盤で弱点(犬が嫌い)と、無駄のない構成がすごいっ。この歌聴けばすぐQちゃんのことがわかりますから。終始盛り上がりっぱなしのメロディーも嬉しいです。

天才バカボン(71年)
OP「天才バカボン」(東京ムービー企画部作詞、渡辺岳夫作曲) 歌:アイドル・フォー
 この作品の実質的な主役、バカボンのパパのばかばかしさぶりを歌い上げたコミックソング。生意気盛りだった子ども心には「これでいいのだ〜♪」とか言われても、『フン』てなもんでした。でもこの後何度かリメイクされても「バカボン」の歌といえば、これしか思い浮かばなかったり。世間一般でもそうらしく、現在でも懐かしアニメ特番では必ずこの歌がかかってます。

ふしぎなメルモ(71年)
OP「ふしぎなメルモ」(岩谷時子作詞、宇野誠一郎作曲) 歌:出原千花子、ヤング・フレッシュ
 主人公の少女メルモが天国のママから貰った不思議なキャンディーの力(赤いキャンディー→若返り、青いキャンディー→老化)を分かりやすく説明した歌詞が忘れられないOPテーマです。大人の歌手ではなく子どもに歌ってもらったというのは大人への憧れが少し入っているんでしょうか。実際青いキャンディーはちょっと食べてみたかったです。

さるとびエッちゃん(71年)
OP「エッちゃん」((山元護久作詞、宇野誠一郎作曲) 歌:増山江威子
ED「エッちゃんが好きや」((山元護久作詞、宇野誠一郎作曲) 歌:熊倉一雄
 OPは、スーパー少女忍者であるエッちゃんのちょっとおセンチな(死語…)乙女心をちょっと寂しげなメロディーで歌っています。声優増山江威子氏の、母親のように包み込む歌い方が良いです(歌唱力が抜群と言うわけではないのですが、言葉のひとつひとつがはっきり聴き取れます)。EDはエッちゃんの相棒忍犬(同類:シシ丸、ヘムへム)ブクの声優熊倉一雄氏が彼女に送るラブソングになっています。「すきすき」といいつついざという時は自分が大事〜(「とんかつエッちゃんに食べさせたい」→「ほな わて いただきマ♪」、とオチがつく歌詞も楽しいです。

アパッチ野球軍(71年)
OP「アパッチ野球軍」(花登筐作詞、服部公一作曲) 歌:林恵々子
 「おれたちゃ 裸がユニフォーム〜♪」というかっとんだ歌詞で始まる、内容そのものも異色な作品のOPテーマです。原作者花登筐氏(ドラマ「細うで繁盛記」等)が作詞を担当されていますが、作風に見合ってとにかくよく言えば庶民風、もっと言えば泥臭い感じが非常に強いです。そのおかげでマイナー作品にもかかわらず印象に残っているんですが。
 
国松さまのお通りだい(71年)
OP「国松さまのお通りだい」(いしいたもつ作詞、淡の圭一作曲) 歌:山本喜代子、スタジオ・コーラス
ED「逆転の応援歌」(いしいたもつ作詞、淡の圭一作曲) 歌:嶋崎由理、ボーカル・ショップ
 「ハリスの旋風」をもっとわかりやすいタイトルでリメイクした作品らしくOPもそのまんまの題名です。主人公石田国松の奔放ぶりが、元気の良いメロディーにのって表されています。学園ドラマの定番で、威勢は良くても学園のマドンナ(この場合おチャラ)には頭が上がらないという設定がオチについていて時代を感じさせますね。とEDはやはり学生らしく応援歌で締めくくっています(嶋崎由理氏の歌声が勇ましくってピッタリ)。しかし、国松ってあんなにお子ちゃまに見えるけどいったい何年生??

ルパン三世(71年)
OP「ルパン三世その2」(東京ムービー企画部作詞、山下毅雄作曲) 歌:チャーリー・コーセー
ED「ルパン三世その1」(東京ムービー企画部作詞、山下毅雄作曲) 歌:チャーリー・コーセー
 当時は画期的だったアダルトな空気をふんだんに盛り込んだ作品のOPです。テンポの良いルパン達のアクションに合わせて(役名もテロップでOPから登場)流れる歌無しのテーマ曲にまずビックリでした。いかにも大人っぽいと言う感じにシビれ手いたものです(途中コミカルタッチに路線変更してからは明るく軽快なものにに変更されましたが)。EDは「足元に絡みつく 赤い波をけって〜♪」で始まるおなじみのメロディーですね。ルパンのハードボイルドな面を強調した歌詞も本当にカッコ良かったです。不二子がバイクで走るフィルムとも見事にシンクロしていました。

原始少年リュウ(71年)
OP「原始少年リュウが行く」(石森章太郎作詞、大塩潤作曲) 歌:水木一郎
 『アニキ』と呼ばれファンに親しまれているアニメソング界の男性歌手部門の大御所、水木一郎氏の担当された初アニメ主題歌です(その時特撮番組では歌っておられたのかも…うろ覚え)。白い肌に生まれた為に(白人差別の原始社会が舞台)孤独な主人公の少年リュウの哀愁を渋く歌い上げています(今から考えてみると大分おとなしめな感じですね)。生き別れになった母親を探すと言うストーリーの説明もさりげなく歌詞に盛り込まれていて、わかりやすいです。サビではリュウを励ますことでキャラクターに感情移入しやすく構成されているのはさすがアニメ主題歌の基本といったところでしょうか。


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