1981年


 アニメ成熟期その1:この年は、とにかく単発のスペシャル番組がやたらと多い一年でした。全44本中、15本も放映されたなんて現在ではとても考えられない状況ですね(名作ものやほのぼの路線が主だったせいか、全然見なかった…)。でもこの傾向は翌年まで。まさにブームで終ってしまいました。長寿番組となった「Drスランプアラレちゃん」、「うる星やつら」が始まったのもこの年。両作品とも特定のファンだけでなく、世間一般も巻き込んでの流行になりました。
 もうひとつ女性ファンの新しい開拓をして話題となった作品に「六神合体ゴッドマーズ」があります。主人公マーズ(明神タケル)の双子のマーグを追悼するイベントが行われたほどの人気ぶりでした(後に映画化しましたね)。
 東京12チャンネルが、大阪や愛知にネットを広げ、テレビ東京となったのがこの年の秋。それからこのテレビ局のアニメ製作への進出が本格化してきます(現在の、異常とも思えるテレビ東京系アニメ作品の本数はここから始まったといえる)。


<管理人のうろ覚えメモリー>
 私が初めて上京した年なんですね、81年は。とにかくテレビアニメが全て押さえられるのでかなり嬉しかった思い出があります(特にテレビ東京系…)。なのになのに、ほぼ全話通して見た作品はたったの2本…後は話題になったときだけぽつぽつチャンネルを回すくらいでした。話題作も少なからずあったのですが…(アニメ雑誌で内容はしっかりチェックしてましたけどね)。

<参考>主な特撮作品:「太陽戦隊サンバルカン」「仮面ライダースーパー1」(はい、「サンバルカン」は見てました…)


<お勧めセレクション>
1.銀河旋風ブライガー(81年10月〜82年6月):この年、まともに見ていた2本のうちの一つ。のちに「J9シリーズ」と呼ばれる三部作の第一作です。宇宙には蔓延る悪いやつを懲らしめるアイザック、キッド、ボウイ、お町の4人の活躍を描いたロボットアニメ。「お呼びとあらば即参上!」の粋な口上&派手な演出のOPがとにかくかっこ良くて(金田伊功さん作画)、それにまんまと騙されました(肝心の本編の作画レベルは不安定でがっかりさせられた記憶あり…笑)。
 宇宙版必殺仕事人というふれこみでしたが、ロボットのシンクロンシステムの設定の滅茶苦茶さ加減とか、ちゃちな装備で宇宙空間に出てくるキャラたちにずっこけて、「これはバラエティー番組なんだ」と途中で頭を切り替えました。最後まで頑張って見られたのは、ひとえにブラスター・キッドこと木戸丈太郎の声優、故塩沢兼人さんの演技に惚れていたから。塩沢さんの声、ほんとにキザで素敵でした♪この後に続くJ9シリーズ作品もしっかりと…(なんだかんだいって結局ハマってたのです)。

2.タイムボカンシリーズ・ヤットデタマン(81年2月〜82年2月):そしてもう一本がなんとタイムボカンシリーズだったり…。シリーズ全体としては、翌年の「逆転イッパツマン」を傑作にあげる方も多いと思いますが、この作品も設定に新たな境地を開いていて、かなり楽しませていただきました。謎の鳥ジュジャクを求めて、時空を行き来しながら、正義と悪がドタバタを繰り広げるギャグアニメ。
 一番の呼び物は、ヤットデタマンを助ける巨大ロボット・大巨神の「大激怒!」(笑)。シリーズレギュラーの悪役トリオとの掛け合い(騙し合い?)にいつも笑わされてました。ヤットデタマンの声優、曽我部和行さんは当時、二枚目のレギュラーが多かったのですが、この作品の主人公・時ワタル(変身前の姿)は三枚目の軽いキャラクター。それがけっこう新鮮でした。

3.忍者ハットリくん(81年9月〜85年3月):「ドラえもん」などと並んで余りにも有名な藤子作品の一つ。三葉ケン一の家にやってきたハットリハンゾウ=ハットリくんや弟のシンゾウ、犬のシシ丸とライバルのケムマキケムゾウが巻き起こす、ほのぼのとした日常ギャグアニメ。
 とにかく一見無表情に見えるハットリくんが可愛い!(断然そう思います♪)「ニンニンニン…」と言いながらy屋根の上を走ったり、台詞の最後に必ず出る「でござるよ、ニンニン」が何とも…。ドラえもんよりドジじゃなくて頼りになりそうなところもGOOD。チクワ大好きのシシ丸も毛がふわふわしてて愛らしかった、などと思うのは変わってます?(OPだって今でも歌えますよ〜)

<作品年表>
作品タイトル 放映年月日 製作会社 放映キー局 原作
荒野の呼び声・吠えろバック 1981/1/3 東映動画 フジテレビ J・ロンドン
海底大戦争 1981/1/3 竜の子プロ 日本テレビ
ふしぎな島のフローネ 1981/1/4〜1981/12/27 日本アニメーション フジテレビ J・D・ウィース
最強ロボダイオージャ 1981/1/31〜1982/1/30 日本サンライズ 名古屋テレビ 矢立肇
走れメロス 1981/2/7 東映動画 フジテレビ 太宰治
タイムボカンシリーズ・ヤットデタマン 1981/2/7〜1982/2/6 竜の子プロ フジテレビ タツノコプロ企画室
黄金戦士ゴールドライタン 1981/3/1〜1982/2/18 竜の子プロ テレビ東京 タツノコプロ企画室
百獣王ゴライオン 1981/3/4〜1982/2/24 東映(東京動画) テレビ東京 八手三郎
ハローサンディベル 1981/3/6〜1982/2/26 東映動画 テレビ朝日 神保史郎
おはよう!スパンク 1981/3/7〜1982/5/29 東京ムービー テレビ朝日 雪室俊一、たかなししずえ
長嶋茂雄物語・栄光の背番号3 1981/4/1 東宝映像 日本テレビ
愛の学校クオレ物語 1981/4/2〜1981/9/25 日本アニメーション TBS E・D・アミーチス
めちゃっこドタコン 1981/4/4〜1981/10/10 国際映画社 フジテレビ
名犬ジョリィ 1981/4/7〜1982/6/22 東宝(ビジュアル80) NHK C・オーブリ
若草の四姉妹 1981/4/7〜1981/9/29 国際映画社 テレビ東京 L・M・オルコット
Dr.スランプアラレちゃん 1981/4/8〜1986/2/19 東映動画 フジテレビ 鳥山明
フーセンのドラ太郎 1981/4/11〜1981/8/1 日本アニメーション フジテレビ 山田洋次
杜子春 1981/4/12 DAX TBS 芥川龍之介
新竹取物語1000年女王 1981/4/16〜1982/3/25 東映動画 フジテレビ 松本零士
タイガーマスク二世 1981/4/20〜1982/1/18 東映動画 テレビ朝日 梶原一騎
どんべえ物語 1981/4/26 日本アニメーション 日本テレビ 畑正憲
ルパン対ホームズ 1981/5/5 東映動画 フジテレビ M・ルブラン
ヘレン・ケラー物語愛と光の天使 1981/5/5 NOW企画 テレビ朝日
姿三四郎 1981/6/8 東京ムービー フジテレビ 富田常雄
戦国魔神ゴーショーグン 1981/7/3〜1981/12/28 葦プロ テレビ東京
怪奇フランケンシュタイン 1981/7/27 東映動画 テレビ朝日
花王名人劇場・四谷怪談 1981/8/16 東京ムービー フジテレビ 鶴屋南北
ブレーメン4 1981/8/23 手塚プロ 日本テレビ 手塚治虫
カバ園長の動物園日記 1981/8/23 東映動画 フジテレビ
まんが水戸黄門 1981/9/3〜1982/7/15 ナック テレビ東京
新・ド根性ガエル 1981/9/7〜1982/3/22 東京ムービー 日本テレビ 吉沢やすみ
忍者ハットリくん 1981/9/28〜1985/3/25 シンエイ動画 テレビ朝日 藤子不二雄
六神合体ゴッドマーズ 1981/10/2〜1982/12/24 東京ムービー 日本テレビ 横山光輝
じゃりン子チエ 1981/10/3〜1983/3/25 東京ムービー 毎日放送 はるき悦己
ぼくらマンガ家・トキワ荘物語 1981/10/3 東映動画 フジテレビ
ダッシュ勝平 1981/10/4〜1982/12/26 竜の子プロ フジテレビ 六田登
銀河旋風ブライガー 1981/10/6〜1982/6/29 国際映画社 テレビ東京
ワンワン三銃士 1981/10/9〜1982/12/26 日本アニメーション TBS A・デュマ
まいちんぐマチコ先生 1981/10/8〜1982/10/6 学研(スタジオぴえろ) テレビ東京 えびはら武司
アニメ親子劇場 1981/10/9〜1981/3/29 竜の子プロ テレビ東京
うる星やつら 1981/10/14〜1986/3/19 キティフィルム(スタジオぴえろ、スタジオディーン) フジテレビ 高橋留美子
ハニーハニーのすてきな冒険 1981/10/17〜1982/5/1 国際映画社 フジテレビ 水野英子
太陽の牙ダグラム 1981/10/23〜1983/3/25 日本サンライズ テレビ東京 高橋良輔、星山博之
小さなラブレター−まり子とねむの木の子供たち− 1981/12/22 NOW企画 テレビ朝日