1979年


アニメ変革期その4:単発のスペシャルアニメが前年の3本から一挙に12本と激増しました。これから数年の間続くスペシャルブームの幕開けです。連続シリーズの企画が通り難い名作物(おもちゃが売れない)にジャンルが集中していますね。名作といえば、DAXインターナショナル社の手になる少女を主人公にした文芸物が一年間に次々と4作放映され当時密かに話題になっていました。そして名作アニメでは忘れてならない、宮崎駿氏や高畑勲氏など現スタジオジブリのスタッフが集った超有名な作品「赤毛のアン」はオンエアから話題集中でアニメ誌を賑わせていました。
 アニメ誌というと、アニメージュの独自企画「サイボーグ009」放映前の声優ファン投票を思い出します。10数年ぶりにリメイクされる本作への期待と人気盛り上げを狙ってのファン投票でしたが、実際のキャストとは殆ど違っていたんですよね(笑)。そんなことも妙に懐かしかったり。あの頃のアニメファンってやたら熱かった?


<管理人のうろ覚えメモリー>
 改めてリストを眺めてみてこの年真剣に見ていた作品が殆ど無い事に気づきました。どうやら「闘将ダイモス」終了(79年1月)の痛手が相当大きかったようです(っていうかどうも超がつくほど入れ込んだ作品が終わると暫く立ち直れなくなる体質らしい。最近でも「タイムレンジャー」の後1年間は抜け殻状態だったし)。
 「アン」はアンの台詞回しが苦手で挫折、「ルンルン」はOPフィルムと本編の絵のギャップにひっくり返って、「009」はアニメ誌が騒ぐほど冷めていったりと、とにかく気持ちが入れる作品には出会えずじまい。「ガンダム」や「ベルばら」、「アーサー」等他に話題作(しかも今も語り継がれてる)があったにもかかわらず、アニメ誌で情報を見るだけの(でも月2冊は買ってた)よくわからんアニメファンでした(汗)。そうそう「OUT」のアニパロが全盛期でしたよね。ガンダムなんて本編よりパロのほうが断然盛り上がってましたもの。台詞遊び(それだけ名or迷台詞の嵐だったですよ、ガンダムは)が面白くて、本編そっちのけで楽しんでました(いいのか?)。

 <参考>主な特撮作品:「バトルフィーバーJ」「メガロマン」(バトルフィーバーって戦隊で初めて巨大ロボット出したんですよね。あの頃は変形のみで合体も無くシンプルだったなあ。メガロマン、歌だけはなぜか覚えてます…)


<お勧めセレクション>
1.あしたの勇者たち(79年7月1日):というわけで、連続物をあまり通しで見ていなかった為、お勧めに初のスペシャルアニメ登場です。当時珍しかったサッカーストーリー。うろ覚えですが、確か主人公一本木蹴太(しゅうた=声:神谷明)が弱小チームを勝利に導いていくオーソドックスなスポーツ話だったような。インパクトあったのがキャラクターデザイン。原案は漫画家本宮ひろ志氏と異色の抜擢。これがなぜかツボにハマったらしくて、今でもこの作品は記憶の片隅にまだまだ居座っています。

2.闘士ゴーディアン(79年10月〜80年2月):通しで見ていた数少ない連続アニメの一つです。といいつつ、記憶があまり定かでないのが…(泣)。コンピューターマドックに支配されるマドクター軍団と戦う為、巨大ロボットゴーディアンに搭乗するダイゴ大滝の活躍を描くストーリー。当時アニメ誌でも殆ど情報が無く内心穏やかでなかったのを思い出しました。それなのにオモチャの売れ行きが良かったのか、1年以上も続きましたね。確かにゴーディアンは小・中・大とロボが十二単みたいに次々上へ重なっていくという珍しい合体形式でした(こんなんあるわけ無いよ〜とツッコミ入れながら見てました)。
 ストーリーの記憶はともかく、印象的だったのが、主人公ダイゴのキャラクター。ちょっとシスコンでやんちゃな性格に声優安原義人氏の声がピッタリマッチしてとてもイイ男の子になってました。OP&EDも独特の感じがあって結構好きです。

3.機動戦士ガンダム(79年4月〜80年1月):現在では「ファーストガンダム」(古い人間にはどうも慣れない呼び方だなあ)と称される、アニメ史上でも「ヤマト」を越えた一大ブランドの原点です。ストーリーはアニメファンならご存知の通り、連邦軍とジオン軍の一年戦争に翻弄される主人公アムロ・レイの数奇な運命を描いています。と偉そうに書いていますが、実は途中で見るのを止めてたんです、リアルタイムでは。ニュータイプ思想が出たあたりからついていけなくなってしまって、全然ダメでした。あとフラウ・ボウがアムロと上手くいかなくなったのも自分的に受け入れられなかったので…(今思うとかなり激しい思い込みだったような←ノーマルラブ推奨派)。後にブームが起こり劇場版が公開されてから、「めぐりあい宇宙」で結末を確認する頃には、作品への印象も大分いいほうへ傾いていった経緯なんかあったり、こうして振り返るといろんな思い出がいっぱいです。しかし、20年以上経ってもまだまだ新作が作られるなんて事、ホントあの頃想像できた人いたのかな(ついでにのちのち「Zガンダム」に自分がハマる事もね←何も言えません…汗)。
 思い出といえば、当時弟とその友人達が作ったガンダムの同人誌(ホッチキス止めのコピー誌ですよ〜時代感じる…)にゲストでイラスト&感想を書かせてもらったこともありました。都合4号くらい出たような…あ〜なつかし。


<作品年表> (全39本)
作品タイトル 放映年月日 製作会社 放映キー局 原作
野ばらのジュリー 1979/1/4〜1979/3/29 DAX 東京12ch. 丹野雄三
赤毛のアン 1979/1/7〜197912/30 日本アニメーション フジテレビ L・モンゴメリ
タイムボカンシリーズ・ゼンダマン 1979/2/3〜1980/1/26 竜の子プロ フジテレビ
日本名作童話シリーズ・赤い鳥のこころ 1979/2/5〜1980/7/30 シンエイ動画 テレビ朝日
花の子ルンルン 1979/2/9〜1980/2/8 東映動画 テレビ朝日 神保史郎
がんばれ!!ぼくらのヒットエンドラン 1979/2/18 日本アニメーション フジテレビ あや秀夫
サイボーグ009 1979/3/6〜1980/3/25 東映(日本サンライズ) テレビ朝日 石森章太郎
未来ロボダルタニアス 1979/3/21〜1980/3/5 東映(日本サンライズ) 東京12ch. 八手三郎
くじらのホセフィーナ 1979/4/2〜1979/9/25 葦プロ 東京12ch. H・サンチェシルバ
ドラえもん 1979/4/2〜 シンエイ動画 テレビ朝日 藤子不二雄(藤子・F・不二雄)
ザ・ウルトラマン 1979/4/4〜1980/3/26 円谷プロ(日本サンライズ) TBS
シートン動物記・りすのバナー 1979/4/7〜1979/9/29 日本アニメーション テレビ朝日 E・T・シートン
マルコポーロの冒険 1979/4/7〜1980/4/5 M・K(マッドハウス) NHK
機動戦士ガンダム 1979/4/7〜1980/1/26 日本サンライズ 名古屋テレビ 矢立肇、富野喜幸
新巨人の星U 1979/4/14〜1979/9/29 東京ムービー新社 読売テレビ 梶原一騎、川崎のぼる
巴里のイザベル 1979/4/19〜1979/7/12 DAX
まえがみ太郎 1979/4/29 日本アニメーション フジテレビ 松谷みよ子
怪盗ルパン813の謎 1979/5/5 竜の子プロ フジテレビ M・ルブラン
とんでもネズミ大活躍 1979/6/30 日本アニメーション フジテレビ P・ギャリコ
あしたの勇者たち 1979/7/1 東映動画 日本テレビ 松岡清治
SF西遊記・スタージンガーU 1979/7/15〜1979/8/26 東映動画 フジテレビ 松本零士
金髪のジェニー 1979/7/19〜1979/10/18 DAX 東京12ch.
科学冒険隊タンサー5 1979/7/27〜1980/3/28 日本サンライズ 東京12ch.
宇宙戦艦ヤマト・新たなる旅立ち 1979/7/31 オフィスアカデミー フジテレビ
マリンエクスプレス 1979/8/26 手塚プロ 日本テレビ 手塚治虫
円卓の騎士物語・燃えろアーサー 1979/9/9〜1980/3/30 東映動画 フジテレビ 御厨さと美
ジャン・バルジャン物語 1979/9/15 東映動画 フジテレビ V・ユーゴー
アンネ・フランク物語 1979/9/28 日本アニメーション テレビ朝日
こぐまのミーシャ 1979/10/6〜1980/3/29 日本アニメーション ABC
科学忍者隊ガッチャマンF 1979/10/7〜1980/8/31 竜の子プロ フジテレビ 吉田竜夫
大恐竜時代 1979/10/7 東映動画 日本テレビ 石森章太郎
闘士ゴーディアン 1979/10/7〜1981/2/22 竜の子プロ 東京12ch.
まんが猿飛佐助 1979/10/9〜1980/4/29 ナック 東京12ch.
あしながおじさん 1979/10/10 竜の子プロ フジテレビ J・ウェブスター
ベルサイユのばら 1979/10/10〜1980/9/3 東京ムービー新社 日本テレビ 池田理代子
銀河鉄道999・君は戦士のように生きら
れるか!?
1979/10/11 東映動画 フジテレビ 松本零士
宇宙空母ブルーノア 1979/10/13〜1980/3/30 オフィスアカデミー 読売テレビ
さすらいの少女ネル 1979/10/25〜1980/4/24 DAXインターナショナル 東京12ch. C・ディケンズ
一休さん・母への贈りものと一休の怒り 1979/12/24 東映動画 テレビ朝日