1976年


アニメ変革期その1:全24本中8本が巨大ロボットアニメというすごい状況でした。ロボットアニメは玩具メーカーとのタイアップがいっそう定着したためと思われますが、明らかに濫作気味、第一次飽和状態といえましょう。その対極にあるとも言える名作&ほのぼの系アニメがやはり約半数を占めていて、まさにタイマン勝負の一年でした。
 そんな中、長期連載の人気漫画を原作にした「キャンディ・キャンディ」、「ドカベン」が人気を博し2年を越えるロングヒット作になりました(アニメのキャラクターが原作と全然似ていなかったのが難でしたが…「ドカベン」の里中くん、悲惨だったなあ…泣)。特に「キャンディ・キャンディ」はキャラクターグッズも好評で、少女向けアニメでもオモチャが売れることを証明しました。以降の魔女っ子シリーズ、ひいてはセーラームーンの元祖といえますね。


<管理人のうろ覚えメモリー>
 アニメと同じくらいに燃えていたのが野球。ちょうど長嶋巨人が前年の最下位から一気にV1を成し遂げた年でもありました。当時はテレビのプロ野球中継は巨人戦オンリー。どうしたって巨人ファンから野球に入っていきますよね(特に地方のモンは)。江川事件や桑田問題もまだ先の話だったし(それ以前にも色々せこい事をやっていたのは後で知りました…汗)。優勝の胴上げにじ〜んと来ていた自分が今となって恥ずかし〜(現在はアンチ巨人です)。高校野球にもすごい入れ込み方で、新聞記事のスクラップブックも作りましたし、甲子園大会をスコアつけながらテレビ観戦までやっていたほど。その勢いで野球マンガにもハマり、水島新司氏原作の「ドカベン」「一球さん」「野球狂の詩」は単行本集めたり、書店で週刊誌を立ち読み(おばちゃんの監視の目に耐えつつ)してました。「ドカベン」の微笑三太郎、地味だけど好きだったなあ〜♪(現在のプロ野球編はさすがにもう読めません。違う世界のお話ですよ、あれ…)。え、アニメの話題がないって?…ははは。


<お勧めセレクション>
1.マシンハヤブサ(76年4月〜9月):スーパーカーブームにのって作られた最後のアニメです。西音寺レーシングチームに所属する隼剣が、父の作ったエンジンを搭載したマシンハヤブサを駆って、魔王(!?)エイハブ率いるブラックシャドウチームとレースで勝負するというストーリー。ロボットアニメのロボットがレースカーに変わっただけの勧善懲悪話な為か、今ひとつインパクトに欠け(おもちゃの売れ行きも芳しくなかった?)、あまり知られないまま終了してしまいました。あと漫画家望月三起也氏のキャラクターも一般になじみにくかったのかもしれません。でもなぜかこの作品は好きでけっこう燃えて見ていました(剣の声優さんは曽我部和恭氏。初の主役、ステキでしたv)。ハヤブサの搭載エンジンが、V1→V2→V3…と進化していく様(まるで少年マンガの王道)、宿命のライバル(名前忘れた…汗)とのデッドヒート&悲しい別れ、ヒロイン・西音寺さくらのマシンが飛行性能を持っていた為レース大活躍後失格になってしまうお笑いエピソードが印象的でした。ED「グランプリ・ブギ」もコミカル映像込みで大好きです♪

2.超電磁ロボコンバトラーV(76年4月〜77年5月):言わずと知れた五体合体ロボットの元祖的作品です。リアルタイム時は、ホントハマって見てました。オモチャがテレビと同じ合体をするコンバトラーVのデザインも画期的でしたし(超合金すごく高価だった〜)、さらに超電磁ヨーヨーから超電磁タツマキ、超電磁スピンに至るまでの必殺技の流れが気持ちよく、爽快感がありました(まんまOPの歌詞ですね)。しかし、何といっても目を引いたのがそのストーリー。敵キャンベル星人の幹部ガルーダ(美形)と主人公葵豹馬との因縁対決(豹馬が腕を痛めつけられた回、当時はかなりショック受けましたよ)、ガルーダの秘密とミーアの純愛(声優さん迫真の演技)など、お子様向け単発エピソードの間にハードなお話を差し込んでくるストーリー構成にすっかりやられてしまいました。ガルーダ死後の後半は低年齢層対象になってしまった感もあり、熱も少し冷めたのですが、最終回キャンベル星本国より和平の使者がやってきて戦いが終了するという結末には、びっくり仰天。彼らが来る瞬間までコンバトラーチーム&地球は絶体絶命の危機だったんですから(そしてこれが次の大河ドラマ「超電磁マシーン ボルテスV」へと続いていきます)。こう改めて思い返してみると本当に当時のスタッフ、特に総監督・故長浜忠夫氏の大胆なチャレンジ精神に感嘆するばかり。この作品が以降のロボットアニメに与えた影響は本当に計り知れないと思います。おっと忘れちゃいけない、これが初主役の豹馬役・三ツ矢雄二氏の声が若くてとってもカワイイですよ〜(この時期メジャーデビューの声優さん多し)。

3.ポールのミラクル大作戦(76年10月〜77年9月):妖精パックンに導かれ異次元世界の様々な国を旅しながら、悪魔ベルトサタン一味と戦う少年ポール達の活躍を描くファンタジーアニメ。作品世界の設定(ヒーロー、ヒロイン、魔法使い、乗り物兼力持ちのパーティー編成)といいヒロイン・ニーナがベルトサタンにさらわれる前半のストーリーといい、典型的なRPGといえましょう。竜の子プロのメルヘン調キャラクター(例:ハッチ、テンプルちゃん)はクセがあって好きなほうではなかったけど、この作品にはすんなり入っていけました。多分とことんポールがヒーローしていたからだと思います(ここでも顔出すヒーロー好き…汗)。ポールの武器(確かヨーヨーだったような気がするんですが…うろ覚え)もカッコ良かったし。時限イベントなのもツボでした。遊んでいると突然時間が止まってパックンが「さあ行くよ〜」てなパターンでしたっけ。麻上洋子氏演じる妖精パックンも可愛かったですよ(持ってるアイテムが『オカルトハンマー』ってベタベタなネーミング。あえてメルヘンチックにしないことでタツノコの面目躍如?)。


<作品年表>  (全24本)
作品タイトル 放映年月日 製作会社 放映キー局 原作
ハックルベリィの冒険 1976/1/2〜1976/6/25 グループ・タック フジテレビ M・トゥエイン
まんが日本昔ばなし 1976/1/3〜1994/9/3 グループ・タック TBS 川内康範(監修)
母をたずねて三千里 1976/1/4〜1976/12/26 日本アニメーション フジテレビ E・デ・アミーチス
大空魔竜ガイキング 1976/4/1〜1977/1/27 東映動画 フジテレビ 中谷国夫、杉野昭夫、小林壇
マシンハヤブサ 1976/4/2〜1976/9/17 東映動画 テレビ朝日 望月三起也、ダイナミック企画
ゴワッパ−5ゴーダム 1976/4/4〜1976/12/26 竜の子プロ ABC 吉田竜夫
UFO戦士ダイアポロン 1976/4/6〜1976/9/28 エイケン TBS 雁屋哲、土山しげる
新ドンチャック物語 1976/4/7〜1977/7/30 ナック 東京12ch. 小泉しずこ
超電磁ロボ コンバトラーV 1976/4/17/1977/5/28 東映(創映社) テレビ朝日 八手三郎
ピコリーノの冒険 1976/4/27〜1977/5/16 日本アニメーション ABC C・コルローディ
グロイザーX 1976/7/1〜1977/3/31 ナック 東京12ch. 桜多吾作
ブロッカー軍団W マシーンブラスター 1976/7/5〜1977/3/28 日本アニメーション フジテレビ 日本アニメーション企画部
まんが ふるさと昔ばなし 1976/8/6〜1976/12/24 ワールド・ビジョン 東京12ch. ワールド・ビジョン(企画)
マグネロボ ガ・キーン 1976/9/5〜1977/6/26 東映動画 テレビ朝日 浦川忍(原案構成)
キャンディ・キャンディ 1976/10/1〜1979/2/2 東映動画 テレビ朝日 水木杏子、いがらしゆみこ
恐竜探検隊ボーンフリー 1976/10/1〜1977/3/25 円谷プロ(サンライズ) テレビ朝日
ほかほか家族 1976/10/1〜1982/3/31 エイケン フジテレビ
ポールのミラクル大作戦 1976/10/3〜1977/9/11 竜の子プロ フジテレビ 吉田竜夫
花の係長 1976/10/3〜1977/3/27 東京ムービー MBS 園山俊二
リトル・ルルとちっちゃい仲間 1976/10/3〜1977/4/3 日本アニメーション ABC M・ヘンダーソン
ドカベン 1976/10/6〜1979/12/26 日本アニメーション フジテレビ 水島新司
UFO戦士ダイアポロンU 1976/10/7〜1977/2/24 エイケン 東京12ch. 雁屋哲、土山しげる
まんが世界昔ばなし 1976/10/7〜1979/3/28 ダックス・インターナショナル TBS
ろぼっ子ビートン 1976/10/12〜1977/9/27 東北新社(サンライズ) TBS 大隈正秋(飛行船企画)