1971〜72年


アニメ成長期その1:この2年は、現在でも懐かしのアニメ特番で必ず流されるアニメが数多く放映されています。「科学忍者隊ガッチャマン」「ど根性ガエル」は2年も続くロングヒット作ですし、ロボットアニメの実質的元祖「マジンガーZ」も放映開始になっています。また「デビルマン」は午後8時台のオンエアという画期的な試みの作品でした(ドリフとどっちを見ようか悩んだ方も沢山いらっしゃるのでは?)。あと不運だったのが「ルパン三世」。午後7時のアニメにしては余りにも大人向けの表現だった為、途中の路線変更も間に合わず2クール足らずでの終了となってしまいました。現在見直されてDVD化されていますし、新作スペシャルが毎年作られたりしています。という事で様々な試みの企画が出され、生き残ったものそうでないものに分かれたのがこの年の特徴といえましょう。それも成長期の勢いのなせる業でしょうか。


<管理人のうろ覚えメモリー>
小学校生活も半分過ぎると、記憶が大分確からしくなってきますね。このあたりに見たアニメ、シーンによっては、現在でも結構はっきり覚えています。とにかくチャンネル権(今あるのかなこの言葉)をしっかり持っていたので、アニメ&特撮見放題でした。今と違って夜の7時台は毎日子供番組が必ずあったし、5時台はリピート放映花盛りでしたから、もう楽しくって。学校から帰るとすぐテレビにかじりついていました。こんな生活の影響をもろくらったのが私の弟。姉に後ろから操られて?超合金やら「テレビマガジン」を親にねだっていました。それを横から上手い事言って掻っ攫っていた自分…悪いヤツだわ(ははは)。


<お勧めセレクション>
1.さすらいの太陽(71年4月〜71年9月):アニメには珍しい芸能サクセスストーリー(だったよな)。でも赤ちゃんが取り違えられて境遇が入れ替わってしまった事による、ドロドロした内容のほうが印象強いかも。金持ちお嬢さん美紀(本当は違うけど)が主人公のぞみ(私のHNと同じだ)をいじめまくるところは、かの大映ドラマみたいですね。ラストはかなり省略された感じがするので、半年で終わって欲しくなかったと当時は真面目に思っていました。のぞみの歌「歌は私の友達だから…」(タイトル忘れた)は古くさいけど(これが売れるとはちょっと思えないけどね)、好きです。

2.海のトリトン(72年4月〜72年9月):人間に育てられた海洋民族の少年トリトンが、敵ポセイドンの刺客と戦いながら、仲間と共に自分のルーツを探す旅をするという冒険アニメ。この作品全体の演出があの富野由悠季氏だという事は余りにも有名ですね。でも当時は当然そんな事知る由も無く、ひたすらトリトンの武器オリハルコンの剣のカッコ良さに憧れて、叫び声のマネもやっていたような覚えが…(塩屋翼さんのカワイイ「オ〜リ〜ハルコ〜ン」の声も良くって)。ただやっぱり最終回のドンデン返し(トリトンとポセイドンの立場逆転)は、30年前の小学生にとってもさすがに衝撃的で、あとあとまで尾を引きました。トリトン、あれからどうしたんだろうな…。

3.赤胴鈴之助(72年4月〜73年3月):テレビが無かった頃ラジオで人気だったドラマをリメイクした時代劇アニメ。剣の達人千葉周作の道場で修業中の少年剣士、赤胴鈴之助の活躍を描くストーリーです。この作品を見ていて一番ワクワクしたのが、鈴之助が後でマスターする必殺技「赤胴真空切り」(類似例:「さすがの猿飛」に出てくる神風の術)のカッコ良さ(そんなのばっかり好きなのね…)。どこが剣士の技やねんというツッコミはさておいて、これで敵鬼面党をバッタバッタと倒していく爽快感が何とも楽しみでした。それに加えて、キャラクターの作りがみんな良くって。ヒロインのさゆりは道場主の娘らしく気丈なところが却って可愛かったし、道場の先輩、竜巻雷之進(彼もすごい技を持っていた記憶がありますが、さっぱり思い出せない〜)は初め鈴之助に厳しかったけど、後半アクションのサポート役としていい味出してました。

4.マジンガーZ(72年12月〜74年9月):ロボットアニメにかぶれる原因を作ったという事はもう疑いの無いところで、否定しません(ははは)。そして全てのロボットアニメの原点である事は、もはや今更という感じでしょう。主人公兜甲児が、祖父の遺産である巨大ロボ・マジンガーZを操縦して、Dr.ヘルの機械獣軍団と死闘を繰り広げるストーリーは、アニメファンならよくご存知ですね。当時マジンガーZの武器(ロケットパンチ、ブレストファイヤー、光子力ビーム等々)はどれも新鮮で五感刺激されまくりでした。弟にテレビランドやテレビマガジンを買わせて真面目にネタバレ記事を真剣に見ていた頃を思い出します。でもジャンボマシンダーは無かった…その時はホント高いオモチャだったんですよ〜(超合金はあったような気がするけど…弟の物です、念の為)。


<作品年表> (71年全15本、72年全15本)
作品タイトル 製作年月日 製作会社 放映キー局 原作
カバトット 1971/1/1〜1972/9/30 竜の子プロ フジテレビ 原征太郎(原案)
アンデルセン物語 1971/1/3〜1971/12/26 虫プロ フジテレビ H・C・アンデルセン
珍豪ムチャ兵衛 1971/2/15〜1971/3/22 東京ムービー TBS 森田拳次
アニメンタリー決断 1971/4/3〜1971/9/25 竜の子プロ 日本テレビ 児島譲(監修)
さすらいの太陽 1971/4/8〜1971/9/30 虫プロ フジテレビ 藤川桂介
新オバケのQ太郎 1971/9/1〜1972/12/27 東京ムービー 日本テレビ 藤子不二雄
天才バカボン 1971/9/25〜1972/6/24 東京ムービー 日本テレビ 赤塚不二夫
世界ものしり旅行 1971/10/1〜1974/12/31 オフィス・ユニ、MBS MBS
ふしぎなメルモ 1971/10/3〜1972/3/26 手塚プロ ABC 手塚治虫
さるとびエッちゃん 1971/10/4〜1972/3/27 東映動画 テレビ朝日 石森章太郎
国松さまのお通りだい 1971/10/6〜1972/9/25 虫プロ フジテレビ ちばてつや
アパッチ野球軍 1971/10/6〜1972/3/29 東映動画 テレビ朝日 花登筐、梅本さちお
新ゲゲゲの鬼太郎 1971/10/7〜1972/9/28 東映動画 フジテレビ 水木しげる
スカイヤーズ5 1971/10/7〜1972/3/30 TCJ TBS 川崎のぼる
ルパン三世 1971/10/24〜1972/3/26 東京ムービー 日本テレビ モンキー・パンチ
原始少年リュウ 1971/10/30〜1972/3/25 東映動画 TBS 石森章太郎
樫の木モック 1972/1/4〜1972/12/26 竜の子プロ フジテレビ コローディ
新ムーミン 1972/1/9〜1972/12/31 虫プロ フジテレビ T・ヤンソン
正義を愛する者月光仮面 1972/1/10〜1972/10/2 ナック 日本テレビ 川内康範
海のトリトン 1972/4/1〜1972/9/30 アニメーション・スタッフルーム TBS 手塚治虫
魔法使いチャッピー 1972/4/3〜1972/12/25 東映動画 テレビ朝日
赤胴鈴之助 1972/4/5〜1973/3/28 東京ムービー フジテレビ 武内つなよし
ミュンヘンへの道 1972/4/23〜1972/8/20 日本テレビ動画 TBS
デビルマン 1972/7/8〜1973/4/7 東映動画 テレビ朝日 永井豪とダイナミックプロ
モンシェリCoCo 1972/8/27〜1972/11/26 日本テレビ動画 TBS 大和和紀
科学忍者隊ガッチャマン 1972/10/1〜1974/9/29 竜の子プロ フジテレビ 吉田竜夫
かいけつタマゴン 1972/10/5〜1973/9/28 竜の子プロ フジテレビ 竜の子プロ企画部
アストロガンガー 1972/10/4〜1973/3/28 ナック 日本テレビ 鈴川鉄久
ハゼドン 1972/10/5〜1973/3/29 創映社 フジテレビ ビデオクリエイト
おんぶおばけ 1972/10/7〜1973/9/30 エイケン 日本テレビ 横山隆一
ど根性ガエル 1972/10/7〜1974/9/28 東京ムービー ABC 吉沢やすみ
マジンガーZ 1972/12/3〜1974/9/1 東映動画 フジテレビ 永井豪とダイナミックプロ


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