スクライド

<スクライドって> 

 「スクライド」は2001年7月〜12月にテレビ東京系で放映されたTVアニメーション作品です。

 謎の地表隆起によって隔絶された街ロストグラウンド(日本の神奈川県周辺と思われる)を舞台に、アルターと呼ばれる特殊能力を持った者達によって繰り広げられる熱き戦いを26話にわたって描いています(余りにも簡単すぎやしないか?/汗)

 この作品を見ようと思ったのは、「無限のリヴァイアス」と同じスタッフが製作したものという、何ともお気軽なきっかけでした。そしたら、ハマったハマった(汗)全体に流れる熱い雰囲気は、自分の好きな70〜80年代前半のアニメと同じ。違うのはあの頃のようなクサさを薄め、見た目ひたすらスマートかつスピーディーに、ストーリーが展開するところでしょうか。

 アルター能力や、ロストグラウンドと本土の関係など、ちょっと難解&御都合主義も少なくない設定なのですが、この物語のキモは、二人の主人公、カズマと劉鳳の生き様。互いに通じ合うものを強く感じつつ、倒したい宿敵である事も否定しない不器用な二人の関係が、他人と関わる事に過敏になっている現代の我々には、超うらやましく映るのですね(「ガラスの仮面」、マヤと亜弓の関係も同じに見えません?)。

 特に23話、命を犠牲にして自分を救ったシェリスの死を受け入れられない劉鳳に、カズマが「お前は今泣いていいんだ」と彼の封印されていた感情スイッチを入れてやったシーン。そして最終話、まるまる1話使ったカズマVS劉鳳のタイマン勝負。それらにこのスクライドという作品の伝えたい思いを見たような気がしました。

 勿論他のキャラクターも個性豊かで、リヴァイアスみたいに名前を覚えられないという事は無かったです(特に瓜核は我が家のマイブームに/汗)。また、主題歌がすっごく良かった!アニメタイトルの無い、ふつ〜のJ-POPですが、歌詞がきちんと作品世界を理解した上で作られていて、聴けば聴く程にハマる気持ち良さ〜♪(つい酒井ミキオ氏にもハマる/汗)

 作画のレベルも非常に高く、安心して見られたのも嬉しかった!今度はビデオでは無く、キレイな画面のDVDで見たいものです(いやマジで)


<スクライドキャラチェック>
 キャラクターが立ちまくり、名セリフが飛び交うスクライドの面々。いや〜、ホント楽しませていただきましたヨ♪

カズマ (CV.保志総一朗)
 拳が特化したアルター能力を持つ、この作品の主人公(名字は本人も知らない)。前半は、君島の依頼を受けて対アルター能力者の揉め事に助太刀という、言ってしまえば裏稼業の様な事をしていました(しかも余り儲け無し)。後半からは君島を殺された怒りから、アルター能力を利用しロストグラウンドを我が物にしようとする、いただけない権力者達とその手先に立ち向かっていきます。何者にも束縛されず、「自分」を侵す者は何であろうと許さない姿勢が、現代人にはまず無理な生き方なので、とても憧れますね(気に食わない人を殴りまくってたら大変な事になるよな/汗)。自分の拳を振るう時に叫ぶセリフは、やはり主人公だけあってカッコ良いの一言!
 戦闘以外の彼は、年下のかなみに世話を焼かれっぱなしの情けない兄ちゃんなのですが(ちなみに兄妹ではありません)、またそれが何とも楽しいです(本当はかなみ命!だと思う)。劉鳳には、魂的に同じものを感じ取ってはいるものの、これからも馴れ合う事はないでしょう。いつの日か再会した時、また一戦交えそうな気がするんですけれど(例えじいさんになってても/笑)。それもまた良し。
 優男役オンリーのイメージがあった保志総一朗が、実は硬派役も十分ハマるんだと言う事を認識させていただいたキャラクターです。

劉鳳 (CV.緑川光)
 手刀と愛犬絶影が特化したアルター能力を持つ、実はこの作品のもう一人の主人公。恥ずかしながら、見始めた当初はただの宿敵だと思ってた(汗)物語が進むにつれて、カズマと対を成すキャラクターだと分かってきました。スミマセン、遅くて(大汗)
 彼は、ロストグラウンドに大きな権力を持つお金持ち、劉家の跡取り息子。アルターがなければふつ〜に暮らしていたはずが、母親と愛犬を失う惨事に巻き込まれ、状況は一変。この時のショックで、自らの感情を殺す一方、覚醒したアルターをもって、アルター犯罪者を捕獲するホーリー部隊に入り、激しく能力者を憎む事になります。その裏には、自分のアルター能力に対する強いコンプレックス(普通の人ではない、自己否定感)があった様子。しかし、カズマとの出会いと闘いの中で、感情を表す法を育て、少しずつ自己を肯定できるようになっていきます。23話でシェリスの死に悲しみの涙を流した事、そして25話で自ら「ネイティブ(自然に強いアルター能力)」と名乗った事は成長の証といえましょう。
 一本道なカズマに対し、紆余曲折あって今の在る劉鳳はやっぱどうにも気になるキャラクターでありますね。最終話のロングヘアも素敵でした♪緑川光のカッコ良い二枚目声も十分堪能させていただきました〜vv

由詑かなみ (CV.田村ゆかり)
 カズマが唯一頭の上がらない人。というか、まだ8歳らしいんですけど、そうは見えない大人振りがすごい女の子です。ロストグラウンドの市街地外に住んでいるので学校にも行かずに、生活の為せっせと働いています。いつも夢の中でカズマを見ていたようですが、それが後半アルター能力と判明、無常に拘束されてしまいます。しかし、かなみのアルターは、無常じゃないけどかなり便利ではないかと。だって、考えてる事お見通しだもんねぇ。あ、それも苦労か。雨の中偶然出逢ったカズマと共同生活を始め、いつしか互いにかけがいのない存在になっていた、というのもロマンです。
 カズマが旅立った後、一人彼の帰りを信じて待つ最終話の成長したかなみ、キレイだった。

桐生水守 (CV.永島由子)
 本土上級官僚のご令嬢。少女時代に出会った劉鳳の事が忘れられず、ロストグラウンドまでやってきた純愛の人です。シェリスに比べると地味だし、ベタなセリフも多いのですが、彼女の生真面目さは嫌味じゃなく良かった。それは、劉鳳の足を引っ張らないように、自分の力でロストグラウンドに生きようと決意する強さがあるからでしょうね。アルター能力者じゃないところも好感度UPポイントです。

シェリス・アジャーニ (CV.倉田雅世)
 見た目からして男性ウケ狙いだよねって感じの女の子(超ミニスカ。中はちゃんとスパッツ)。しかし、軽い面ばかりが目立った前半から一転、後半は劉鳳命!で行動する純愛少女に。それも、監禁状態だった子ども時代の自分を救ってくれた劉鳳に対する信仰にも似た想いから、という過去があったからなのですね(ベルセルクの、キャスカとグリフィスみたい)。23話「もう何もいらない…」のセリフが涙を誘います。

君島邦彦 (CV.山崎たくみ)
 カズマの親友兼お仕事仲介人。カズマを丸め込んで、対アルター能力者の仕事を細々こなしているうちに(余りたいした稼ぎじゃなかったもんね)、ホーリーのネイティブ捕獲作戦に巻き込まれて命を落としてしまいました。カズマは彼を失って初めて友の大切さを知ったのです。君島はアルターを持っていなかったけれど、阻害されがちなネイティブの良き理解者でした。カズマとのコンビは、おしゃれで粋な感じだったよ〜

橘あすか (CV.岩永哲哉)
 この作品で一発目にハマったキャラ(汗)。何しろ外見がカワイイ!しかも声が岩永哲哉〜♪もう掴みはOK(アホ)。8つの光る玉を操るアルター能力でカズマを苦しめたけど、結局カズマの野生パワー(汗)が自分の生き方を見つめ直すきっかけになり、ホーリーを脱退してしまいます。ホーリーに入ったのは好きな女の子に見捨てられたくない為という、実に情けなくってカワイイ動機から。物語後半は、市街地外で人助けのようなお仕事をしています。自分のアルターを躊躇無く「ボクの玉」と言い放てる天然さがサイコーvv(何想像してんだか/汗)最終話では、彼女があすかの元にやって来るハッピーな結末に。幸せになってね♪

瓜核 (CV.島田敏)
 我が家である意味最もウケたキャラクターです。何しろアルターが「スイカ」…。常にスイカを手放さず、どこであろうとスイカを食べるその姿に、超スイカ好きな下の娘は、「おいしそう、食べた〜い!」を連発。シリアスな話がどっかへ言ってしまう瞬間でもありました(汗)更にラスト付近で、スイカ畑作ってるし、そのスイカ惜しげも無くカズマVS劉鳳バトルの中継塔にして、娘に超ヒンシュク買ってた事も付け加えておきましょう(笑)
 あ、ネタ話ばかりになってしまいましたが、瓜核すっごくいいヤツでした。隊長を信じて最後まで行動した信念の強さがステキです。

ストレイト・クーガー (CV.津久井教生)
 主役二人を除いてたぶん最も人気のあるキャラクターでしょう。何しろ面白い!早口セリフ、わざと間違えて呼ぶ名前(「みのりさ〜ん」)、どう見ても○ッハ×××OG×な車(あれもアルター)、Taxi(某洋画)な運転etcとても楽しませてもらいました。軽いばかりじゃなく、カズマの兄貴分としてのアドバイスや水守を思う切ない気持ちもあり、魅力的な人ですよね。やはりアルターを精製されてる為、実は既に肉体の寿命が来ていたという事実が最後にきて泣かせます。

マーティン・ジグマール (CV.高田祐司)
 ホーリーの隊長。何考えてるのか分からない部分もあり、最初劉鳳の母親を殺した犯人と誤解してました。でも、彼本人も、本土でアルター能力精製(要するに無理やりアルター能力を高める事。当然肉体に負担がかかって寿命を縮めるという、非人間的な行為)を受けてて、本当は、アルター能力者が実験に利用される事を悲しんでいたみたいです。陰でカズマと劉鳳の覚醒を望み、それがきっとロストグラウンドの未来に繋がると信じていたのでしょう。最期に息子イーリャン(クローンのね)に送った言葉はホント「お父さん」でした。

無常矜侍 (CV.白鳥哲)
 イイ感じに小悪党な、とても「若造」には見えないキャラクター(実際幾つなんだろう)。ロストグラウンドでの惨めな生活ですっかり卑屈になってる性格がなかなか良いですよ。本土で精製され格段に上がった自らのアルター能力を使って、地上世界を我が手にしようと大それた事を考えるところも。嫌味ったらしい独特の喋り方も、物語後半を盛り上げてくれました。リヴァイアスの昂治兄ちゃんを演じたとは思えない白鳥哲さんの声もGOOD♪

来夏月爽 (CV.優希比呂)
 どう見てもオタクの妄想としか思えないアルター能力者ばかり(雲慶、立浪、エマージー)の中で、一番痛い人。自分の好みの女の子をアルターで作って、自分がご主人になると言うブっとんだ能力の使い方をして何も気にしてないところがコワいですねぇ。しかし彼の好みってメガネっ娘、ロリ、御姉様なんだ。一人ならともかく三人なんて…ホント自分本位だよ。しかしこういう方、現実にいそうだからマジ笑えないっす(汗)


☆ハマり過ぎて答えちゃいました(汗)
 「スクライド好きに60の質問」への回答。→ココからどうぞ!


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