無限のリヴァイアス

<無限のリヴァイアスって>

「無限のリヴァイアス」は、1999年10月〜2000年3月にテレビ東京系で放映されたTVアニメ作品です。
遠い未来に崩壊するであろう太陽系から人類を脱出させる為、極秘で開発された外宇宙用航行艦、リヴァイアスに偶然取り込まれた10代の少年少女達の壮絶な8か月間のドラマが描かれています。
(すごい大雑把ですみません/汗)

この作品は、サンライズ製作であることと、とある好きな声優さん繋がりで見始めたんですが(汗)、序盤数話の事故〜10話ぐらいまで、物語の設定が殆ど分からないうえに、沢山のキャラクターがいくつものグループを作って、あちこちで行動する為、名前も覚えられず、かなり理解するのに苦労しました。(結局最後まで名前が一致しないキャラも多数…汗)

しかし、中盤からリーダーの擁立、ルール決定、小さな社会の建設、支配者側と被支配者側の様々な確執が物語にリアル感を与え、いつの間にか自分もリヴァイアスの艦内にいるかのような感覚を持つようになりました。まだ大人の世界も知らない子ども達が理不尽な陰謀によってな命を脅かされる恐怖と闘いながら、自分らしく懸命に生きようとする姿が見ていて本当に痛々しいほどこちらに伝わってきました。

驚いたのは、夕方6時の放映だったのにもかかわらず、重罪人並の非人間的な拘束、妬みからの拉致・輪姦や傷口をなめあうように肉体を求め合う主人公とヒロイン(具体的な性に関するシーンは無し)、がさくっと描かれていた事(鑑賞した時は、「絶対深夜帯アニメだよ」と信じて疑わなかった)。極限状態を表現する為とはいえ、かなり思いきった試みだったと思います。いち親としては、子どもに見せてもいいのか?と考え込んでしまったのですが…。

しかし、それらの事件、経験は不完全燃焼な自分にジレンマを感じていた主人公相葉昂治を成長させ、ラスト、恐怖と憎悪に満ちた艦内を落ち着かせ、収束へと導く役割を担う事となります。緊張の糸が切れ泣き叫ぶ、親友尾瀬イクミの肩を優しく抱きしめる昂治は、本当にカッコ良かったですvv

地球の状況、ゲトゥルトの海、リヴァイアス他バイア艦の秘密等細かい設定が、結局作品を見た限りでは理解し切れなかった不満が残るものの、あれほどまでに荒んでいた状況から一転、人類の希望を抱いて出航するリヴァイアスと昂治達の爽やかな笑顔に思わず感動したので、満足です。終わり良ければ全て良しという事で…。頑張れ、未来の航行士達!


<リヴァイアス・キャラチェック>(1回しか見ていないので勘違いも多数あり/汗)

相葉昂治(相葉兄)
相葉弟からさんざん「日和見主義」と馬鹿にされまくりの情けない兄ちゃん。両親が離婚した為、父親代わりになろうと頑張りすぎたんだよね。その結果、あの歳で周囲に気ばかり遣う苦労人(?)になってしまったのは気の毒。リヴァイアス艦内でも結局どの派閥にも寄らなかったけど、それがラスト、いい方向に働いたので良かったです。あおいにもちゃんと思いを告げられたしねvvいろんな面で日本人の最大公約数を体現してるキャラだと思います。

相葉祐希(相葉弟)
やたら血の気の多い、兄とは全然似てない弟くん。兄ちゃんのヘタレぶりが気に入らないらしく、何かっていうと突っかかるところあり。それも、兄ちゃんへの甘えとあおいに惚れてた為。でも結局、彼女は諦めたみたいですね。途中ヴァイタル・ガーターのグループに加わった女の子になんだかんだいいつつ引っ張られてたみたいだし。あとエアーズ・ブルーが天敵。果たして1勝でも出来たのだろうか?

尾瀬イクミ
相葉兄と作業パートナーになったことが縁でお友達に。見た目軽い感じで、周囲のトラブルもジョークで上手く流すようなところがあったが、実は一番深いトラウマの持ち主。ガールフレンドのこずえが被害にあったことから、性格一変、独裁者の道に走ったのにはビックリ。どうやら過去に、お姉さんを助けられなかった事故に遭ったらしい(注:ムックによると、相思相愛の実姉の自殺)。それ以来、「みんなを守る」ことに異常なこだわりがあった様子。でも、相葉兄の命がけな説得にやっと閉ざしておいた心を開くようになって、やれやれ。再会の時は間違いなく一回り大人になってたと思うよ(ロン毛もラブリー♪)。

蓬仙あおい
相葉兄弟の幼馴染。位置づけがどうみても「タッチ」の南ちゃんだ。兄弟の間を行ったりきたりしてた為、二人をかなり惑わせてたんじゃないかなぁ(特に弟)。その点を、仲良しのこずえに、厳しくツッコまれたうえ、同室の友達がいなくなって初めて、相葉兄に素直に思いを告げたのですね。極限状況下の勢いか?!と心配になったけど、きっと大丈夫でしょう。

和泉こずえ
リヴァイアスである意味一番酷い目にあった女の子。容姿がかわいいのと少々のワガママっぷりが周囲の反感を買ったのは間違いの無いところですが、それも信じられないような状況の中での不安がさせた事なんで責められないよね。再びリヴァイアスに乗る気持ちになったのはやはりいろんない意味で成長したと言う事でしょうか。

ユイリィ・バハナ
エリート士官候補生集団ツヴァイの一員。なかなかの堅物でしたが、エアーズ・ブルーのワイルドさに惹かれてからは、揺れ動くふつ〜の女の子になってましたね。無理してるところはあるけど、肝が据わると素早く的確な指示を出せるのはさすが。

エアーズ・ブルー
リヴァイアス内に独裁政治を敷いた最初の人。自分を捨てた家族に復讐する為、故郷の星へリヴァイアスを向けようとしてただけ、とわかってからは失墜、艦内を逃亡する人に。何とかみんなが上手くいくようにと心を砕く相葉兄に興味を持ち、拳銃を彼に渡すオトコっぽさが魅力ですね。最後助かったとは思うけど、リヴァイアス再出航の時乗ってたんだろうか?(乗ってた。祐希と一戦交えた。fromムック)

ネーヤ
リヴァイアスの心臓部を司るスフィクスの実体化した姿。どうやら敵(?)のおじさん(失礼/汗)の娘の姿に瓜二つらしい。突然艦内に出現しては意味不明な発言をして去っていく。リヴァイアスの少年少女達の心を読み取るうちに、どんどん成長し、ついでにリヴァイアスも強くしてましたね。「イデオン」でいうならイデ?!

ヴァイタル・ガーター
リヴァイアスに搭載されている、戦闘用メカ。でも筋肉付いてて生き物っぽい。ゲトゥルトの海に住む生物を素に作られたらしい。直接のり込んで操縦するのではなく、リフト艦からソリッドというデータを送って間接的に操る変わったロボットです。見た目操り人形なのが楽しい。そして、人型はリヴァイアスのみで、あとのバイア艦のバイタルガーダはどれも奇怪な形。どう見てもエヴァの使徒だ(汗)

他に多数面白くて楽しいキャラがいっぱいいましたが、とても多くて書ききれません(汗)でも一つ言えるのは、リヴァイアスには善人はいなかったけど、悪い人もいなかったと言う事。全てはあの閉鎖空間に追い詰められた故の、極端な行動だったのですから。平和になってみればみんな穏やかに話せる、そんなふつ〜の人達なんですよね。それがリヴァイアスという作品の面白さだったのではないでしょうか。




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