マクロス7

<マクロス7って>
 「マクロス7」は、1994年10月から1995年9月まで1年にわたってTBS系で放映されたTVアニメーション作品です。
 1982年に放映された「超時空要塞マクロス」の時代から数十年先の世界が舞台になっていて、前作のキャラクターも登場しています。マクロスから始まった、人類を居住可能な惑星に移民させる計画は順次進行しており、マクロス7もその一つ。この作品は、居住艦、戦闘艦、食物プラント艦など幾つも抱えた巨大なマクロス7船団が遭遇した、『プロトデビルン』と呼ばれる未確認生命体との戦いをバックに、熱気バサラが自分の歌でプロトデビルンと分かり合おうとする、破天荒な行動ぶりを中心に描いていきます。

 赤いバルキリーを駆って(しかも操縦桿はエレキギター形!)「俺の歌を聴けぇ〜!!」と叫びながら歌いまくるバサラに最初あっけに取られていた周囲の面々も、物語の中盤には彼の歌の力を認め、サウンドフォースが結成されます。歌が戦力になるという発想には初代マクロスでも驚かされましたが、バサラの場合は武器そのものになっていて、洗脳された人々を元に戻し、プロトデビルンに恐怖を与えたりと、かなりかっとんだ設定です。その点を受け入れられるかどうかで、この作品への好き嫌いが決まるかもしれませんね。

 物語は、戦いと平行して、バサラのバンド、ファイヤーボンバーのサクセスストーリーも描いています。何といっても、バサラのキャラクターがこの作品の肝。周囲の意向などお構い無しにマイペースを貫き、相手がプロトデビルンだろうが宇宙クジラだろうが、関係無く自分の歌を聴かせまくる、バサラのアーティストに徹した生き方は、これまでのアニメ作品では見られなかったタイプでしょう(これも彼への好き嫌いが分かれる理由)。

 あとこの作品で忘れてならないのが、バサラとミレーヌの声をダブルキャストにした事。声担当と歌担当に分かれていて、それぞれのシーンできちんと使い分けられています。例え短くとも、シャウトは歌バサラの福山芳樹氏が出しているというのは、当時かなりのカルチャーショックでした。ファイヤーボンバー名義で何枚ものアルバムが現実にリリースされ、劇中でも頻繁に使用された為、その歌にハマったファンも多く、未だに親しまれているのは、すごいの一言です。

<マクロス7キャラチェック>

熱気バサラ (CV.林延年)
 主人公であり、この作品のテーマそのものでもあるキャラクター(しかしすごいネーミングだ)。「自分の歌いたい時だけ歌う」がモットー。なので、周囲は彼に振り回されっぱなしでもう大変。現実にはあんな我がままだと、仕事干されても不思議じゃないんだけどね。それにしてもバサラ自身は本当に最後まで言動が終始変わりませんでした。その代わりミレーヌやガムリンを始めとする関係者は彼によってどんどん変わっていきましたね。そこがこの作品の面白さでもあります。トンガリヘアと理由ありで入手したサングラスがトレードマーク。でも、サングラスは無いと無いでカワイイですよ♪特に瞳がvv

ミレーヌ・フレア・ジーナス (CV.櫻井智)
 初代マクロスで結婚した、マックスとミリアの子供(しかも7番目って…)。売れっ子シンガーに憧れてファイヤーボンバーのメンバー入りしたものの、バサラの常人離れした感覚が理解できず衝突しまくる元気娘。それでも、戦いを重ねていくうちにバサラの歌への情熱を感じていき、ファイヤーボンバーに無くてはならぬ存在となっていきます。ミリアの策略でお見合いさせられた軍人ガムリンとバサラの間で気持ちが揺れ動くところは、マクロスならではの展開。しかし、ミレーヌはまだ14歳。本当の恋愛をするのはまだまだ先ですね(欲を言えば、自分的には彼女をもっと上の年代に設定して欲しかった)。

レイ・ラブロック (CV.菅原正志)
 自称28歳、でもとってもオジサンなキャラクター。山に向かって歌い続けるバサラに出会い、ファイヤーボンバーを結成します。元軍人で、戦闘で親友を失った事から軍を離れた過去あり。その頃のコネを使い、バサラのファイヤーバルキリーを調達しました。いくらコネにしても、よくバルキリー一機手に入れ、ギター操縦桿にしたり、マイクボッドを装備させたり出来たものです。結構お金もかかると思うんですが、謎だ…。あの無骨な身体でキーボードを弾く姿は、未だにミスマッチ感いっぱいでカワイイです。

ビヒーダ・フィーズ (CV.高乃麗)
 ドラムで会話する摩訶不思議なキャラクター。本編中でも殆どしゃべりませんでしたね。マイクローン化したゼントラーディ人で、元格闘家ということくらいしか分からない謎だらけの女性(っていうか、ファイヤーボンバーのメンバーで経歴がハッキリしてるのはミレーヌだでしたっけ/汗)。でも存在感抜群で周囲の空気もしっかり読んでます。バサラやミレーヌが何かを抱えて立ち止まっている時には、さりげなく背中を押してあげるところが何度かありました。我がままなボーカル二人に苦労するレイのフォローもバッチリで、彼らが留守の時もレイとのコンビでライブを乗り切った事も。

ガムリン木崎 (CV.子安武人)
 マクロス7船団を守るバトル7のエリート軍人。ダイヤモンドフォースに所属し、黒いバルキリーで戦う姿はかなりカッコイイです。しかし、ヘルメットを取ると、ちょっとおでこの広い(笑)石頭で女性に免疫が無い純朴な青年に早代わり(汗)。強引にお見合いさせられた、ミリア市長(訓練生時代の教官で頭が上がらない)の娘ミレーヌに一目惚れ。恋愛に全く興味の無いバサラと、一人恋の鞘当状態に突入します。しかし、彼もまだ恋愛は初心者。ミレーヌひとりが女性ではないので、是非色々な方とお付き合いして人間の幅を広げて言って欲しいものです。バサラの歌には最初激しく抵抗を感じていたものの、沢山の戦闘を経てバサラの歌への真摯な思いを感じ、いつしかマクロス7一番の理解者になっていきます。歌えないバサラに向かって「お前は歌うんじゃなかったのか!」(うろ覚え/汗)と叫ぶシーンは、この作品中で私の一番のお気に入り。子安武人氏の声もバッチリあっていて、最高のキャラクターです♪

・マクシミリアン・ジーナス (CV.速水奨)
 通称マックス、または艦長。「超時空要塞マクロス」では、エースパイロットとして活躍した色男さんですね。この作品ではなんと50歳!と言う設定で登場、しかも7人の子持ち(ミレーヌの父親)。本編ではバトル7の艦長として、プロトデビルンとの戦いの指揮を執り、最後地球統合軍から見放されたマクロス7船団を守る為に、自らバルキリーを駆ったりもしています。ちょっと停滞期な妻ミリアとの関係も大人的にはなかなか面白かったです。
 
・ミリア・ファリーナ・ジーナス (CV.竹田えり)
 マクロス7船団の居住区シティ7の市長。マックスとは軍の作戦を巡って度々衝突。さすが初代マクロスで「エースのミリア」と言われただけある、超強気の女性です。終盤マックスと共にマクロス船団を守る為に協力し合ったところは、さすがベテランカップルといった感じ。時々、怖いもの知らずのバサラに「おばさん」呼ばわりされて、すぐ怒るのがカワイかったです。

・エキセドル (CV,大林隆之介)
 バトル7のブリッジに頭だけ出している奇妙な副艦長さんです。初代マクロスから登場のゼントラーディですが、なぜかマイクローンにならずに大きいまま搭乗しています。時折冷静さを失うマックスを、陰から支えて助言する内助の功が嬉しいキャラクター。

・シビル (CV,?)
 バサラの歌に超反応して身もだえする姿がやたらセクシーなプロトデビルン(姿は女性)。日曜の午後にしては、キスしたり(スピリチア吸収してるだけなんだけどね)頬を染めて身をよじったりと、なかなか刺激的ではありました。ラストはバサラの歌に共鳴し、自らも歌を歌うという、美味しい役回りだったので、ある意味ミレーヌよりヒロインしていたかもしれません。バサラも、眠る彼女(?)の元へせっせと通って歌聴かせてましたしね。

・ガビル (Cv.陶山章央)
 「○○美!」と台詞に必ず「美」を使う程、あらゆる事に対して美しさを求める、なかなかに濃いキャラのプロトデビルン。様々な作戦を練ってマクロス7船団を襲っては失敗しまくりの、典型的な幹部役でしたね。でも面白いから許します(笑)。

・ギギル (CV,西村智博)
 どう見てもシビルに激愛!のプロトデビルン(彼らにも愛という感情があるのか良く分からなかったんだけど)。眠りに付いたシビルを目覚めさせる為に、ありとあらゆる手を使い最後にはバサラと協力したのにはビックリ。しかも終盤、シビルを守りさらに歌を歌って散っていった様は、とても男らしくてカッコイイの一言でした。

・ゲペルニッチ (CV.井上瑤)
 美青年の肉体を借りてプロトデビルンの指揮を執る、この作品のラスボス的存在。有機生物の生命エネルギーを吸収しないと生命を維持出来ないと信じ、地球からの移民船団を襲撃してきましたが、バサラによって自らもエネルギーを作り出す事が可能だと知り、生まれ変わってしまいます(この展開スゴっ)。まぁ、元は形を持たない生命体だから…。故井上遙さんの声が超カッコ良かったキャラクターです(涙)。

・北条アキコ (CV.高乃麗)
 ファイヤーボンバーのメジャーデビューに貢献した凄腕プロデューサー。その昔はレイの親友の恋人(故人)だった為、本編中でも彼とは微妙な関係になっていました。若そうに見えるけど年齢は結構上なのかな?(レイ見ていると尚更そう思う/汗)

・Dr.チバ (CV.園部啓一)
 リン・ミンメイオタクが高じて、バサラの歌を戦いの武器にしちゃった科学者。「歌エネルギー」って…いったい(汗)。しかも単位は「チバソング」だよ。笑うしかない…でもそれがマトモに通用しちゃったもんだから大変だ。そのお陰でマクロス7船団が助かったんだからね(それでもミンメイにモエモエだったチバさんの回想シーンは笑える)。

・花束の少女 (CV.中川亜紀子)
 ファイヤーボンバーの、否バサラの行くところ必ず現れ、花束を渡そうとするけど渡せないという地味ながらもレギュラーだった、清楚な感じのお嬢さん(白いレースのワンピースが定番)。ラストでやっと渡せたけど、それまではこの娘、いったいどんな秘密があるんだろう?隠し兵器?とか変な想像ばかりばかりしていました。本当にただの一ファンだったんですね(汗)。


戻る  TOPへ