天空のエスカフローネ

<天空のエスカフローネって>
 「天空のエスカフローネ」は1996年4月〜9月にテレビ東京で放映されたTVアニメーションです(製作会社サンライズ)。

 お話は、ファンタジー色あふれる異世界惑星ガイアを舞台に、突然地球から召喚された高校1年生の神崎ひとみが巻き込まれていく戦乱を、ひとみと、登場する様々なキャラクターとのドラマに絡ませて描いています。正直、放映当時は主人公がロボットに乗らないロボットものらしい、少女マンガちっくだという噂を聞いたことから、チェック対象外にしてました(唯一ダンナが「面白い」とたまに見ていた)。ただ、上質の物語であるという評判はあちこちのムックで見かけていた為、ずっと気になる作品ではあったのです。そんなこんなで2005年1月、一大決心して(大袈裟)ビデオを見始めたんですが、笑っちゃうくらいすんなりハマれました(ビデオ7巻一気に3日間で鑑賞。ダンナと娘二人も一緒に4人で/汗)

 とにかく次から次へとめまぐるしく展開の変わるストーリーは、1回でも見逃すと分からなくなってしまう程の濃い内容。昨今のキャラクターアニメとは違い、ストーリーあってのキャラクターという物語重視の姿勢に好感を持ちました。(キャラクターデザインが美麗であるにもかかわらず、「萌え」を感じないのが◎)話が進むにつれて、複雑に入り組んだ人間関係が見えてくるところもいいですねぇ。ひとみと祖母(隔世遺伝?)、バァンとフォルケン、アレンと父親、マレーネとひとみ、ディランドゥとアレンetc…(数え上げたらキリが無い)。

 最後は、少女マンガの王道、優しくてステキな先輩より、無愛想だけど実は誰よりも自分を想ってくれていた、身近なケンカ友達(例えです…/汗)の存在に気付くという実にシンプルな結末。それを壮大な戦記ものの中心にすえてしまうところに、この作品の心意気を感じます。「信じれば想いは必ず叶う」…物語の隅々にまで浸透していたこの言葉、言うには容易いけど、実行するには相当な心の強さが無ければ出来ません、たぶん。だからあこがれるんでしょうね、人はずっと…(この作品は今でも大きなレンタル店なら大抵置いてあります…全7巻)。

<エスカフローネのキャラをチェック!>
 この作品のキャラクター、美形ぞろいですが、心の中に色々なものを抱えていて、複雑な人達でした。ここで、ちょっと少々ツッコミを入れさせていただこうと思います。キャラ紹介にはなっていない可能性大…(汗)


神崎ひとみ (CV.坂本真綾)
 占い好きなただの女の子だと思ったら、おばあちゃんの隔世遺伝が…!タロット、ダウジングがガシガシ当たるスゴい子。陸上部所属という設定を生かした、走る&跳ぶシーンはとにかくカッコよかった(5mジャンプすげ〜)。アレンに走らず素直にバァンに告白してたら、ややこしい話にはなってなかった…かもしれない。ウチにいる15歳よりは、ずっと大人だと思うけどね(汗)制服時のソックスとポケベルに時代を感じます(笑)

 ・バァン・ファーネル (CV.関智一)
 白い翼が超キレイな男の子(いきなり出した時はどっきりしました)。ファーネリアの王としての重圧、失踪した兄(フォルケン)への思い、竜神人の血を引いている事(恐れを抱かれる存在)への嫌悪等、少年にとって余りにも過酷な境遇ゆえ、精神が不安定な感じ。エスカフローネと共に戦う事でそれから逃れようとしている節あり。という訳で、人とのかかわりに関してはとにかく不器用極まりない面が目立ちます。運がいいのか悪いのか、ひとみとアレンの超接近シーンを度々目撃。その度に自分の想いを封じ込めちゃって、見ているこっちも切なさ全開。だから、一度は地球に戻ったひとみと再会するところ、ラスト、ザイバッハへひとみを迎えにいくところは、何か感激しちゃってうるうるしてしまいました(「ガルキーバ」の桃矢、「Gガンダム」のドモンにかぶる点あり)。竜形態のエスカフローネを操縦してるのが、最も良く似合うと思うのは私だけかなぁ…。

アレン・シェザール (CV.三木眞一郎)
 この物語で一番波乱万丈な人生を送ってると思う。父は行方不明な夢追い人、母は病死、妹は神隠しと、家族だけ見てもかなり悲惨。だから、一見気障男風なんだけど、どこか屈折してる感じがするんだよね。女性との恋愛になぜか真剣味を感じないのは、間違いなくお母さん、妹と不幸な別れ方をしたからでしょう。バァンとは別な意味で不器用な人。

ディランドウ (CV.高山みなみ)
 ま、まさか、あんなイっちゃってるキャラクターにこんな裏が隠されてたとは…。精神を破壊され、肉体も改造されていたけど、富野アニメみたいにそのままという事が無くて良かった、良かった。高山みなみが声担当というのにはいろんな意味があったのね。これから、今までやってきた事に苦しむ事もあるかもしれないけど、きっとお兄さんが支えてくれるでしょう。幸せになってね。しかし、女の子に戻るとかなりカワイイ…。

エスカフローネ
 ガイメレフとはガイア世界の人型兵器。すごい科学力です。エスカフローネは、竜神人の作った伝説のガイメレフ。この物語の主役メカなんですが、ドラマ部分に押されて、もっと目立つはずのところ、イマイチ活躍が印象に残らないかわいそうなヤツ(名前も優しい響きだしね←濁点が無い)。でも竜形態は超カッコいい〜vv(ハイスピードタイプも)中盤から、バァンと一体化、エスカが傷つくと彼も血を流すという恐ろしいメカになってしまって、戦う姿が痛々しかった(涙)それにしても、この作品って、ロボットアニメにジャンル分けされるんですよね。う〜ん…(悩)


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